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第161話 「WTCC 2006総まとめ&WTCC 2007へ!」
(作成:2007年1月4日 改訂:2007年1月15日)
(TEXT & PHOTO : 中橋 / E90-320si & MINI Cooper Convertible)
みなさん、あけましておめでとうございます。
2007年最初のネタは、BMW 320siが大活躍したWTCCの2006年シーズンを振り返りつつ、
WTCC 2007年シーズンを俯瞰したいと思います。
WTCC 2006を研究するっ!〜その3の続編になります。
■WTCC 2006リザルト
WTCC(FIA世界ツーリングカー選手権)は、ドライバーズチャンピオンシップとマニファクチャラーズチャンピオンシップの二本立てですが、
その2つのチャンピオンをBMW 320siが獲得しましたっ!
デビューイヤーで完全制覇ですっ!
ホモロゲモデルを投入しただけのことはありますっ。
(他のメーカーはそういうことしてなかったですからね。)
BMW Motorsport / 2006 FIA WTCC Drivers' Championship.
Pos Driver Car Points
------------------------------------------------
1. Andy Priaulx BMW 320si 73
2. Jorg Muller BMW 320si 72
3. Augusto Farfus Alfa Romeo 156 64
4. Yvan Muller SEAT Leon 62
5. Gabriele Tarquini SEAT Leon 57
6. Dirk Muller BMW 320si 54
7. James Thompson SEAT Leon 54
8. Rickard Rydell SEAT Leon 54
9. Peter Terting SEAT Leon 49
10. Jordi Gene SEAT Leon 36
11. Alessandro Zanardi BMW 320si 26
12. Nicola Larini Chevrolet Lacetti 24
13. Duncan Huisman BMW 320si 22
14. Gianni Morbidelli Alfa Romeo 156 22
15. Alain Menu Chevrolet Lacetti 21
16. Robert Huff Chevrolet Lacetti 20
17. Tom Coronel SEAT Leon 20
18. Salvatore Tavano Alfa Romeo 156 15
19. Luca Rangoni BMW 320si 14
20. Fabrizio Giovarnadi Honda Accord Euro R 8
21. Ryan Sharp Honda Accord Euro R 6
22. Alessandro Balzan Alfa Romeo 156 5
23. Andre Couto SEAT Leon 2
ドライバーズチャンピオンシップで優勝したのは、320si乗りのヒーロー、アンディ・プリオール(BMWチームUK)。
最終戦のマカオまで勝利が確定しなかった激戦で勝ち残ったツーリングカー界最強のドライバー。
去年も優勝していますので、WTCCチャンピオンと呼べるのは彼のみです。
そして、1ポイント差でおしくも2位になったヨルグ・ミューラー(BMWチームドイツ)もBMWワークスドライバー。
3位を大きく引き離すBMWワークスチームの活躍に感動ですっ!
BMW Motorsport / 2006 FIA WTCC Manufacturers' Championship.
Pos Manufacturer Points
------------------------------------------------
1. BMW 254
2. SEAT 235
3. Alfa Romeo 154
4. Chevrolet 128
マニファクチャラーズチャンピオンシップで勝利を挙げたBMW。
セアト勢が新型レオンを投入して接戦を繰り広げてきましたが、最終的にBMWの勝利となりました。
毎回ハラハラする展開で盛り上げてくれたセアトにも拍手を送りたい気分です。
旧型車両156での参加となったアルファロメオはかなり引き離された3位でした。
あなどれないのが4位のシボレーで、参加台数が少ない中でよく戦ったと思います。
■WTCC 2007について
まず開催カレンダーに若干の変更がありました。
そして、レース自体のレギュレーションに若干の変更があります。
1つめの変更点はハンディキャップウェイトの見直しで以前よりも軽くなったこと。
そして、2つめは1レース、2レースの間の作業時間が若干長くなります。
これにより、強かったBMWについてはさらに有利な展開になるのではないかと予想しています。
さらにチームの体制も変更がありました。
BMWチームドイツのディルク・ミューラーに変わって、元アルファロメオドライバーのアウグスト・ファルフスが参加です。
2006年シーズンの3位だったドライバーですので、腕はピカイチ。
2006年の1~3位までのドライバーがBMWワークスドライバーということになるので、まさに必勝体制でしょう。
気になるのはライバルのアルファロメオがワークス体制とならず、セミワークスのNテクノロジーからの参戦になりそうであることと。
そして、新型アルファロメオ159をWTCCマシンに仕上げてこれるのか、まだわからないというところにあります。
ま、BMW 320siが有利な分にはなんでもいいんですけど(^-^)
詳しくは以下の関連記事をご覧ください。
来年もBMWがWTCCを制覇できますようにっ!
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