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第83話 「本編32『ホイルアライメント 及びタイロッド交換』」
(作成:2006年6月17日 改訂:2006年6月21日)
(TEXT : 宮田 / E36-M3 )
今より約半年前のことであるが、ホイルアライメント調整をしてもらうことにした。
去年の車検でリアアクスルブッシュの交換をして、そろそろ馴染んだだろうとい
うことでのホイルアライメントである。
結果としてはホイルアライメントとは別にタイロッドアームを交換することに。。。
リアアクスルブッシュの交換時に、交換したブッシュが馴染むまではホイルアラ
イメントをしてもあまり意味がない。とのことだったので、約半年のインターバ
ルとある程度の走り込みをした。
実はアライメントを調整する前は、ステアリングから手を放すと、直進で僅かな
がら左側にステアリングが傾いて、車体も左側にゆっくりと流される。
(ステアリングを握っていると全く気付かないくらいの微量の傾き)
最初は道路の左側への傾きだと思っていたが、2車線道の右側でも同じような現
象のため、だいぶアライメントがズレてるのかな?と思っていた。
車を停めてホイルをよく見てみると、左前輪のウェイトが外れてしまっている。
いつから外れているんだろう?と思いつつもこのままではマズイ。
この複合的な要因が絡み、結果的に上述のようになっているのではないかと思
い、iDingへ連絡。
後日予約を入れて入庫することに。
アライメントとホイルバランスは順調に済んだのだが、車両をリフトで持ち上げ
てみて意外なことが分かった。
ステアリングギアBOXとハブ側とのジョイントアームであるタイロッドのピロ
ボールにガタが出ているのをiDing井手社長から指摘されたのだ。
さらに、舵取り関係ではないが、パワステオイルを空冷させるホースのカシメ部
からもオイルが滲みはじめている。これもマズイ。
おそらくホースが硬化したことによるものと推測できる。
・・・ということで、どちらも交換。
BMWのタイロッドはアームの両端がピロボール構造になっているため、ステアリ
ングギアBOXからの舵取りの動きと、ハブ側の動きの自由度が高い。
ピロボールで自由に動くが、動くものである以上、経年変化でガタつきも出やすい。
つまり消耗品である。
このガタつきをなくすことでスムーズなハンドリングが得られるのは言うまでも
ないだろう。
そのタイロッドの交換がよかったのか、アライメント調整がよかったのか分から
ないが、またシャッキリ感のある宮号になった。
またパワステオイル冷却用のホースは全く体感できなかったが、消耗品である以
上、交換が必要な部品である。
どちらもふだんは目に見えない部分だが、整備しておくことが、健康体を保つこ
とに繋がるだろうと思う。
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