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第21話 「スピーカーグレードアップ作戦」

(作成:1998年4月7日 改訂:1998年4月11日)

(TEXT & PHOTO : さし / Z3)


初期型Z3に乗るかたで標準オーディオの音質に不満を持つ人は多いでしょう。
高音域はフロント側にしかなく、リヤには中途半端なサブウーハーが鎮座してい ます。
しかも音のバランス調整が極めて大雑把にしかできないデッキとあいまって、と ても高級車とはいえないものでした。
そもそもオープンカーに高音質なぞいらん!とばかりの標準オーディオにあいそ をつかした私は、納車直後ヘッドユニットのみ交換しました。
(carrozzeria DEH−P990)
これで前後の音量バランス、イコライジングの適正化を行い、何とか聞ける音質 にはなりましたがまだ何か決定的に足りない。
そうリヤに高音域がないのです。
現行モデルのZ3にはリヤにツイーターが標準装備されています。
そうリヤツイーターを追加しよう!と思いたちました。
またフロントのウーハーの交換も同時に行いました。


1.ツイーター取付

私には電気系の知識が欠如しているため、とにかく外せるところを外し、ハーネ スの色をたどって、分岐して取り付けるしか手がありません。
そこでまず某国産車の廃車より頂戴してきたツイーターをサブウーハーに行って いる先から分岐して取り付けようと試みたのです。
しかし!結線しても音がでない!
そう、トランク内のパワーアンプからサブウーハーへの出力にはハイパスフィル ターが入っているらしく、ツイーターを鳴らしてくれないのです。
そこでツイーターはヘッドユニットからパワーアンプに行っている途中で分岐し て鳴らしてみたところ、無事うまく鳴ってくれました。
ツイータの置き場ですが、結局右はサブウーハーの金網の中、左は暫定的に運転 席のシートベルト出口のあたりに両面テープで張り付けました。
(後者は見てくれが非常に悪いため、後日改修予定です。)


Z3   Z3


助手席お構いなしの、運転席のみサウンドを享楽できる仕様です。
ま、90%以上は一人で乗ってるからいいか。


2.フロントウーハー交換

フロントウーハーを交換するにあたって、まず機種選びをしなければなりません。
海外メーカーのよりおたっきーなスピーカーも考えたのですが、金額的に高いの と基本的に純正パワーアンプを使う限りはたいした音は望めないだろうというこ とから、国産メーカー品しかもめんどくさいので近くのオー○バック○で買える もの、そして加工なしで取り付くものに決めました。

まずはさし号から純正スピーカーを取り外して、それと同じ取付ピッチのものを 探そうと考えたのです。
スピーカー片手にオー○バック○のオーディオコーナーをぶらぶら。
なかなかうまく合いそうなものがありません。
結局、ディスプレイしてある物で合いそうなのは一機種、Nakamichiの SP−C03A(16cm co−axial)だったので、これに決定!

内装トリムの取り外しのコツは、強引にかつ繊細に。
幸いZ3のものは比較的簡単に外れました。
スピーカー交換はこれができれば終わったも同然。
またこれを外すと左右各リヤ出力ハーネスもでてくるので上記ツイーターへの分 岐作業も行いました。
各4本のビスを外し、純正スピーカーと交換するだけです。
トリムの取付に少々手間取りましたが、無事完成しました。


3.装着後の印象

ウーハー交換により以前、どうイコライジングしても消えなかった中音域のこも り感が大幅に払拭されました。
(これを完全にするには、ウーハーの位置を変えるしかないか?)
低音も増した感じです。
またツイーター追加により後から高音域が聞こえるようになったため、今まで無 駄になっていたDSP効果もチャンと出るようになり、音の空間が広がりまし た。
これで邪魔でしかなかったサブウーハーにもありがたみがでてきました。

試しに助手席でどう聞こえるかも確認してみたところ、案の定、ちょっと変では ありますが(RHの音が左後から聞こえる)後ろからの高音は全体の印象をよく しています。

結論として、リヤへのツイーター追加は効きました。

あとは見た目をもうちょっときれいにしよう・・・(^_^;)。


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