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第28話 「オープンカーってイイね!」

(作成:1997年6月6日 改訂:1997年7月12日)

(TEXT :O−chan / E36-318is)
ちょっと古い話ですが、5/18(日)最近恒例(?)の箱根ミニオフミで MTさんのE36―328iカブリオレを試乗しました。
(サンキューです)

「O−chan乗ってみる?」
「はい!お願いしますぅ。」

ホホゥゥゥ、BMWのオープンカーか…。
久しぶりのオープンカーにO−chan大喜び!
いつものコースを一周してヤギさんコーナーに戻ってくる頃には ニコニコ顔になってました。
(気持ち悪い!?)

ベアさんに「O−chan、顔が違うぞ!」と言われるくらいですから…。

そしてオーナーのMTさんにファーストインプレッション。
「いいですねぇ、これって反則ですねぇぇぇぇ!」
訳わかんないセリフをMTさんに言った覚えがあります。
通常のインプレは、パワーがあるとか、サスがいいとか、 ブレーキが効くとか、そんな表現を第一にするもんです。
それが「反則ですねぇ…」とは。

なにが反則なのか自分でも完全には把握できてないのですが、 とにかく普通の車じゃないって事と、 その価値を認めざるを得ないって事と、 羨ましいって事を足して3で割った結果、 「反則」という結論に達したのです。
(なんて説得力あるんだろう!?)

ここで私のオープンカー体験を振り返ってみると…
1)ユーノスロードスター
2)カプチーノ
3)ビート
の3台をまず思い出します。
ロードスターとビートはレンタカー、 カプチーノは実は大学時代の後輩の車です。
購入したものの車庫代が払えないということで 私の家に置かせてあげる代わりに、彼が使わない限り 自由に乗っていいという契約を結んだのです。
(ラッキー!)
おかげでほぼ3ヶ月間使用しました。
(かなり使いましたねぇ)

どうやら紙面が余ってるので(なにそれ!?)、 ちょっとカプチーノとビートの比較インプレを…。

カプチーノはターボ付きなのに対し、ビートはNAです。
カプチーノは低速から図太いトルクを発生し、3〜4000回転も 回っていれば十分な加速を見せます。
体感的にはユーノスロードスターと同程度のパワー感です。
しかし反面、コーナーでラフにアクセルを開けると 簡単にリヤが流れるので注意が必要です。
(これが面白いのね)
ステアリングはパワーアシストが付いてないにもかかわらず非常に軽く、 やや路面からのインフォメーションが得られにくいのが気になりました。
燃費は都市部で12キロ、高速で17キロ程で、 その走りっぷりからは想像できない好燃費でした。

一方ビートはもともと高回転を要求するエンジンらしく 5000回転以上回してやらないといけません。
しかしこれがビートの魅力で、エンジンを回せるドライバーならば ここから始まるドラマチックな時を堪能できます。
また3連スロットル(3気筒だから)が生み出すアクセルレスポンスは カプチーノにはないものでした。
ミッドシップレイアウトによる背中から聞こえる 乾いたエンジン音がまたすばらしい。
コーナリング性能も驚きで、常識的なスピードでは アンダーステアも顔を出さずきれいに曲がってくれます。
もっともこのレンタカーにはRE71が装着されてましたが…
オープンにするのも簡単で、絶対加速は決して速い方ではありませんが、 その楽しさは絶品でした。
燃費もトータルで12キロと、常時高回転を使う割には好燃費と言えます。

結論として、カプチーノは高い運転技術を要求し、 スピードを追求するやや硬派なスポーツカーで、 ビートは気軽に乗って、スピードを五感で感じる 趣味性の高いスポーツカーだと感じました。

…とここで本題に戻ります。

さて真打ちBMW328iカブリオレをどうコメントしましょう。
(しばらく考えて…考えて…考えて…さらに考えて…)
ウゥゥゥゥゥゥ、Oh!No!
私にはカブリオレを評価できる資質(?)を 持ち合わせていない事に気づいたのだぁぁぁぁぁ!
これは私の専門外なのだぁぁぁぁぁぁ!!!
(あー困った困った)
さてどうしたものか…???

もうこうなったら、「カブリオレのある生活」と題して、MTさんに 報告してもらうとして私は純粋に走りの評価をしてみよう。
(なんて強引な!!MTさん宿題です。原稿は私に送って下さい。 私が添削した後、投稿します。進研ゼミだぁぁぁぁ!)
といっても軽く流しただけだから難しいなぁ…!!

では、気を取り直して始めましょう。
「MTさ〜ん、サスとブレーキはノーマルですか?」
とりあえず大事なことを確認して、スタートしました。
まず走り出して以外とボディがしっかりしてると感じました
。 ゆっくり走ってるとエンジン音もホントに静かです。
重いボディを引っ張る6気筒は「シュウゥゥゥン」と軽やかに回ります。

さぁ、そろそろ行きますか!上り坂になったところで シフトをSモードの2レンジに落としてアクセル全開。
さっきまで静かだと思ってたのに4500回転くらいから いい音が出てきました。
「ノーマルマフラーにしては高回転でいい音でるなぁ…」
サスペンションもこのくらいの気持ちいいペースで走ってれば ロールも気になりません。
ま、攻める車じゃないからこれで十分かもね。
多少車重があるせいか、ノーマルのisよりドッシリしてます。
ただしパワーがそれなりにあるので鈍重な感じは皆無です。
ブレーキは攻めるなら不満あるけど、 これくらいでいいのではないでしょうか…。

ウキィィィィィィィー!!!
なんでも「許して」しまうではないかぁぁぁぁぁ!!!!
やばい!評価にならないぞぉぉぉぉ!!
もう降参です。私の負けです。
O−chanはカブリオレに負けました。
これはオーナーにならないと評価なんてできないぞ!

ヤギさんコーナーに戻ってMTさんに言いました。
「いいですねぇ、これって反則ですねぇぇぇぇ!」
「しかも高回転でいい音しますね」
と言ったら、案の定マフラーは交換されてました。
ヤッパリね。
ハッハッハ!
O−chanチェックに穴はないぞ!
(なんじゃそりゃ!)

いやいや参りました。
328iカブリオレ恐るべし。
すっかり子供同然のO−chanがそこにいた。

(終わり)
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