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第18話 「暑いの寒いの悪戦苦闘。エアコン物語 その1」

(作成:1999年8月2日 改訂:1999年8月2日)

(TEXT : やまそうカンパニー / E32-750i)

みなさん、ご無沙汰しています。やまそうカンパニ−です。
相変わらず、多忙な日々が続いておりすっかりROMになっておりました。

太郎は相変わらず元気ですが、ちび太郎が来てから足として太郎に乗らなくなったので全く走行距離が 伸びなくなりました。
ここ5ヶ月で1000キロ走っていません。
でも、休みの日には車庫から出して、走らせているので調子はグウ−です。
下に潜っての毎月の点検も欠かさず実施しています。(冬の間はさむかったあ・・・)
さらには、4月には調布に転居し、ここが駅から徒歩30秒で、タワ−パ−キング付きで、しかも、 なんと、1階が修理工場!
という、夢のような、いつでも壊れていいよ的な立地条件であるために、週に2キロ、月になんと 10キロしか乗らなくなってしまいました。

最近は、E32専門の掲示板や、7にどっぷりはまっている皆様のホ−ムペ−ジなどができて、喜ばしい限りです。
みなさん、7は壊れやすい、金がかかるとおそれておいでですが、きちんと面倒をみていれば、この程度で済みます。
(えっ!この程度でじゅうぶんだってえぇ!)
ただ一ついえるのは、修理が好きだという修羅道の方以外は、買うならディ−ラ−のアプル−ブドの92年以降を 買った方がいいですよということです。
もちろん、通常に販売されているタマにもよいものはあると思いますが、初めて7な人に突入する のであれば、アプル−ブドがお勧めです。
(そうなんですよ栗原さん、ねえ、suuさん)


さて、1年以上まえに予告した「エアコン物語」。
「やまそうは死んだのか!」「もしかしたら太郎にはエアコンはついていない。おしまい。
なんていうオチではないのか!」など おしかりのメ−ルや励ましのメ−ルを頂いておりましたが、ここに、その1をお届けします。



1.ことの始まり

あれは、88年式太郎1号が納車されて2年目の梅雨のことでした。
そろそろ、気温も上がってきて、エアコンなしではいられないし、雨続きで湿気が多くてイヤだねえなどと 同居人と話しながら、飯田橋で高速を降りたときです。
突然、霧が出始め、見る見る視界が曇って行きます。
「おお!なんでこんなところで霧が出るんじゃあ。都会の真ん中で遭難か!」
とりあえず、視界確保のために窓ガラスの内側をやおら拭いてみたら、なんのことはない、窓ガラスの曇りなのです。
「何で、こんな急に全面のガラスが曇るのかなあ」
と思っている間もなく、車内の温度は急上昇!
「げっ。エアコンが作動していない。」
そうです。吹き出し口からはただの風がなま暖かく吹き出してくるだけ。
頭の中で修理代の 計算をしていると、頭に血が昇ってきて危険なことおびただしい。
同居人とちび同居人も不穏な空気を察知して押し黙っています。
と、そのとき、頭に昇っていた血がすうっと下がって行くのが感じられました。
「冷風復活!」エアコンが生き返ったのです。


2.破滅への道

生き返ったエアコンはしばらく、何事もなかったのように、働き続けました。
ところが、8月に入って夏期休暇をとり、那須へと向かった往路のことでした。
東北道を走り始めて30分くらい経過したあたりから、エアコンの中からグ−グ−と音がし始めました。
と同時に、エアコンの効きが徐々に悪くなって行きます。
そのうち、吹き出し口から霧のようなものが出始めたかと思うと、風がほとんどでなくなってしまいました。
やむなく、窓を開けて、東北道を時速80キロでてれてれと走って帰ってきました。
即、入庫。


3.あやまち

当時、「7なひと」としては、初心者だった私は、異音がして風が出なくなったので、こいつぁてっきり ブロワモ−タ−かと思いこんでしまいました。
素早く、モ−タ−交換、工賃込みで6万円也。
これで治ったと思ったのですが、、冷風が出ない。
またまた、再入院となりました。ブロアモ−タ−交換は全くの無駄となりました。
あぁ−あ!あのときの交換したモ−タ−、はずしてとっておけばよかったなあ。


4.悪戦苦闘の日々

さて、再入院となったものの、何日経っても原因は明らかになりません。なんでやねん!
ちょいと、のぞきに行きましたら、車室内の前半分がバラバラにばらしてあり、私は物陰から見ただけで 「ぎゃっ!」と叫んで 逃げ帰ってしまいました。
約1週間後、修理工場から連絡がありました。
なんと、エバポレ−タのセンサ−がいかれていて、コンプレッサ−のスイッチが入らなかったのでした。
部品代はわずかながら、原因追及のためダッシュボ−ドをばらしたので、工賃4万円也。
あの、モ−タ−代金はなんだったんじゃあ!
当時は、ディ−ラ−ではなく外車専門の修理工場で結構有名なところに世話にな っていたのですが、 やっぱり電気系統や電装品の故障はディ−ラ−でないとあかんのねとつくずく思いました。


5.こうして、エアコン悪戦苦闘その1は金12万円也を費やして、終結したのでした。

ところが、おっとどっこいい、これは、単なる前哨戦に過ぎなかったのです。

このあと、太郎2号に乗り替えたあとに、おきまりの「エアフラップステ−複雑骨折事件」、 「ファイナルステ−ジ爆裂事件」、「外気温センサ−すっとこどっこい事件」の3連発が待っているのでした。
続きは、又今度。。


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