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第18話 「やっぱりBMWは高速ツアラー?」

(作成:1997年10月23日 改訂:1997年10月26日)

(TEXT : YOSHI / E36-323i)
昨10/11〜13日の日程で蔵王〜仙台〜松島方面へと出かけてきました。
3日間で約1000km強の高速移動主体のツーリングのレポートです。

現在、仙台方面へは東北道で直行と常磐道〜磐越道〜東北道の2ルートが 可能なため、迷わず混雑の少ない常磐道ルートを選択。距離は若干東北道 経由よりもありますが混雑の少なさを考えると無難な選択でしょう。
但し、いわき中央から磐越道に入ると工事中で1車線、しかも70km/h 規制・・・。これは全く予定外でした。
その他3日で、 蔵王エコーライン・蔵王ハイライン、松島パノラマライン、国道457、 山形道、東北自動車道といったルートを利用しました。


■キックダウンと加速

今まで高速道路でもキックダウンスイッチを踏んでのキックダウンを行った ことがあまりなかったので、ところどころで実験。

5速から3速に落ちたとたん、4500rpmにタコメーターの針が跳ね上がり
「ギュワン、クーーーン、グウォーーーン」
と加速していきます。そのままあっというまに6000rpm強まで回転が上昇。
このままでは、いけないスピードになってしまうのでアクセルオフ。

「う〜む、思ったよりパワー感&加速感がない。しかもシフトダウンしてから その上が1500回転くらいしか使えない。やっぱり下から回転が上昇する 楽しみのほうが大きいかな・・・?、4速から2速に落とすとどうなるかな?」
というのが感想。
3速のせいなのか、6000rpm強でアクセルを離しても、回転が落ちて来るの がちょっと遅くエンジンブレーキの利きがいま一つの気がしました。


■サス設定

通常の市街地走行用のフロント12、リア14の設定では、2段階ほど固くして あるリアサスの固さが高速巡航で若干気になったため、フロント同様の固さに再 設定。フロントへの加重をあまり考慮しないで済む状況では、やはりフロントと リアを同じ固さのほうがベターのようです。


■シート

ちまたでは、レカロ レカロの声がしきりですが・・・。
今回は、特に疲れというものは余り感じませんでした。
(筆者は323iセダンのためファブリックの普通のシート、クーペのスポー ツシートでもない。)
ただし、以下の点に注意して、ドライピングポジションをキープしていました。 シートバックを一切後ろに倒さずに一番立った状態にする。
その状態で腰をシートバックに押し付け、腰〜背中にかけてシートとの間に開き ができないように思いっきり深く座る。
その姿勢で、肘を支点に腕が90°位の角度を保てる位置にシートをセット。
最後に、骨盤の位置でシートベルトをきつめに締めて、腰周りががシートから離 れないようにしてでき上がり。

一見窮屈のようですが、腰から背中全体で体重を支えてくれるのでかなり楽です。
また、シートベルトがゆるんできたら、かならずきつめに締め直しましょう。
レカロの場合、椅子の方で理想的なポジションをセットしてくれますが、色々な 座り方が可能なノーマルシートの場合は、意識しないとこうしたポジションがな かなか取れませんね。


■燃費

今回の走行距離、使用燃料、燃費は以下の通りでした。

総走行距離:1,058 km
使用燃料:106.5 l
燃費:9.3 km/l

高速(帰路):340.5 km
使用燃料:26.9 l
燃費:12.7 km/l

帰路は燃費チェックを兼ねて、燃費系の針がほとんど10〜15の間の完全な経済 運転を行いました。
5速はギア比のせいで、5速のまま加速しようとすると、アクセル開度に比べてス ピードの乗りが非常に悪いため、微妙な速度調整などせず、ひたすら巡航が経済的 なようです。


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