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第12話 「R80復活への1ヵ月−復活への第1週−」

(作成:1999年7月28日 改訂:1999年7月29日)

(TEXT : さし / R80 )

Z3を購入する2年前、BMWオタクだったわたしは
「たぶんBMWのクルマなんて絶対買えないだろうから、せめてバイクだけでも」
と思い’86年式R80を中古で買いました。

これに乗って北海道ツーリングにも行きましたが、なにぶん重くて扱いづらい。
ホンダの250ccも持っていたので通常はほとんどそっちに乗ってました。
さらにZ3を買ってしまい、そうなるとバイクのことなど目もくれなくなってしまいます。

そうこうしているうちにR80は車検も切れ、ただの鉄の固まりとして寮の駐輪場でうずくまるだけに・・・・・
結局車検が切れてから2年も、一度もエンジンをかけぬまま放置していました。

このたび復活を志し、まず最近姿さえ見ていないバイクの現状を確認。
Z3ちゃんがあまりに可愛くて、君をないがしろにしていた僕を許しておくれ。
カバーを被せてあったので外観のほうはそう痛んでいませんでしたが燃料系は大変なことに!
タンクの中は錆の密林地帯と化し、コック捻れどもガソリンが落ちてこない。
当然ガソリンも変質している。臭いっす(TsT)

そこでまずやったことはタンク内の錆取り。
最近は錆落し&コーティングなどという便利な薬が売っているのですが、それを使う前に錆の大物を落してしまいたい。
そこで熱帯魚用の小石を買ってきてそれを水と一緒にタンクにぶち込み、人間サンドブラストです!
砂の入ったタンクをシェイクシェイク♪
さんざん振った後に水を抜くと真っ赤に変色した小石混じりの水がドボドボと出てきます。
さらに小石を流水で流した後、ヘアドライヤーで強制乾燥しました。

また燃料コック類内もグリス状のねばねばしたもので塞がっていたためキャブクリーナーを使い徹底的に洗浄!
なかなかカー用品店には売っていませんがHONDAのキャブクリーナーは効きます。お勧め♪

一緒に作業した友人O氏はこの作業に夢中。
コックは見る見る新品同様になりました。

翌日目覚めると身体中が筋肉痛・・・・・人間サンドブラストのせいです。
みなさんレストアのためにも普段から運動は欠かさないようにしましょう。

これで復活への第1週は終りました。

つづく♪


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