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第9話 「夏場のアイドリング不調」
(作成:1997年10月4日 改訂:1997年10月5日)
(TEXT : そえそえ / E39 528i )
真夏の暑い日の昼前の出来事です。いつものように車のエンジンをかけるとアイド
リングが変なのです。アイドリングが安定せず車全体がブルブルと振動しているの
です。アクセルを踏んても回転が全く上がらず逆に止まりそうになります。完全に
かぶったような状態です。ついにそえそえ号にもアイドリング不調の魔の手が伸び
て来たか。早速S氏を呼んで症状を確認してもらい点検のためにメトロに持ってい
ってもらいました。
翌日からメトロで本格的な原因の確認が始まったのですが、コンピューターにはエ
ラーの履歴がなく症状もが再現しないとのこと。3日後に何も治療せずにまた戻って
くる事になりました。それから夏が過ぎ秋になってしまいましたが一度も再現して
ません。もし出るのならば次は来年の夏です。
実はこの症状は以前のE39のオフミの時に525の方(Bさんとしましょう)か
ら教えてもらった症状にそっくりでした。ちょっと聞いた話なのであまり詳しくは
書けませんが、大筋は次のようなものです。
通常の車はガソリンタンクで気化したガソリンはフィルターを通して大気中に放出
しているそうです。ところがBMWは気化したガソリンをエンジンの吸気側に戻し
て燃焼させているらしいのです。
気温が上がり気化するガソリンの量が多くなる夏の昼間は、余計なガソリンが吸気
側にはいりエンジンがかぶりやすい状態になるそうです。通常はエンジンを2−3回
から吹かしすると正常に戻るそうですが程度がひどいとエンジンが止まってしまう
事もあるようです。
異常ではありませんが、あまり気持ちの良いものではありませんね。
ひどい場合は対策もあるようですからもしこの問題でお悩みの方は
ディーラーに相談してみることをお勧めします。
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