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第20話 「足回りリフレッシュ作戦(その1)」
(作成:1999年3月11日 改訂:1999年3月30日)
(TEXT : 芝刈り / E34 525i )
皆さんお久しぶりです。
ご当地新潟もようやく寒さが緩み始め、念願の足回りの整備もできそうな気温
になってきました。(天気のいい日中限定。)
僕は、この車を中古で買ったので、新車の状態がわかりません。
それで、まずはノーマルの足ってどんな物?ってことで、ノーマルの足回りに
リフレッシュする様子をこれから何回か書いていきたいと思います。
と、いうことで、まずは簡単にできそうな前後のスタビライザーマウント
ブッシュの交換をしました。
使用工具
・13ミリボックスレンチ
(オフセットが大きければ、メガネでもいけそうです。)
・マイナスドライバー
・シリコンスプレー(もしくはグリス)
・トルクレンチ
・油圧ジャッキ
・ウマ
・アルミコーティングした、スポンジマット
(キャンプに使うような奴、寝板の代わりです。)
作業内容
フロントとリアで、若干ブッシュの固定方法は違いますが、これは簡単でした。
車を持ち上げ下に潜り、フロントは2つ(左右で4つ)、リアは1つ(左右で
2つ)のナットを外し、ホルダーとブッシュを外したら、シリコンスプレーを
たっぷり吹きつけた新しいブッシュに交換するだけです。
(グリスのほうが良いという意見もあり。)
ブッシュは切り込みが入っているので、バーを外す必要はありません。
リヤは、裏(上)側のボルトヘッドを押さえないと、共回りして緩みません。
ブッシュを外すまではそんなに痛んではいないように見えましたが、いざ締め
付けようとすると、きつくてなかなかホルダーがネジ山にかからずちょっと苦
労したところを見ると、やはりそれなりにヘタっていたようです。
締め付けトルクは、22Nm(ベントレーマニュアルに拠る)です。
作業の注意点は、寝転んでいるため砂やごみがおちてくるのが目に入らないよ
うにすることくらいです。(笑)
後、交換は左右同時に行わないでくださいね。
バーが下に落ちてしまいます。
ゆっくり作業して1時間で終わりました。
時間が余ったので、この後、ビロ〜んと伸び切っていたマフラーの吊りゴムも
交換しました。
これは、中間のサブマフラーに2つ、後ろのメインマフラーに1つあるのです
が、メインの方はバンパーを外さないと出来そうもなかったので、今回は辞め
ました。
これの交換は、マフラーを少し持ち上げて古い吊りゴムをマフラー側のフック
から先に外し、次に車体側のフックから外します。
ゴムに全く弾性が残っていないので、これは非常に簡単です。(苦笑)
取り付けは逆の手順で行いましたが、伸び切った吊りゴムと違いなかなか入ら
ないので、細いドライバーなどをてこにしながら、力技ではめます。
一つに20分くらいもかかりました。
なかなかいいトレーニングです。(笑)
交換後の感想など
スタビのほうは、交換前より頭の入り方が少しシャープになったような“気”
がします。
ただ、下回りを覗いたらトラストアーム(車両後方)のブッシュは左右とも切
れているし、ダンパーは抜けに抜けて、右前は何と油漏れしているという状態
なので、こんなとこを換えたくらいでは焼け石に水ってことでしょう。
早く他の部品も換えたいですねぇ〜〜。
スタビライザーバーと、ストラットのコネクティングロッドは、今回は換え
ませんでしたが、BMP(http://www.bmpd.com)なんかで売っている調整式の物
に換えると面白いかもしれませんね。
マフラーは、何故か少し音が大きくなりました。
やはり残った一個も換えないとまずいのでしょうかね?
ちなみに今回換えた吊りゴムは、中に繊維がサンドイッチしてあり、切れる
ということは通常はなさそうです。
換えなきゃ良かった?
続く。
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