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第9話 「E34 マイナートラブル編(その3)」

(作成:1998年10月3日 改訂:1998年10月4日)

(TEXT : 浪花の恭平 / E34 535i )


片手ハンドルで運転出来ない!

タイトルの件、『それじゃ両手で運転せんかい!』と言う突っ込みは無しでお願い します。
この1行で終わってしまいますので...

実は、轍(わだち)にハンドルが取られるという件なのですが、このトラブルにつ いては、メンテ17で小澤さんが相当詳しく説明されていますので、それを参考に し、トラブルの解決に至った私の体験談を述べようというものです。

まず、納車された愛車(E34−535i)の足は4本ともACシュニッツァー1 7インチの8.5jホイールが履かせてあり、タイヤは
フロント:ピレリー P700Z 235−45
リア :YOKOHAMA (種類忘れた) 255−40
と言うものでした。
ふむふむ、見た目は悪くないな。
っとの思いも束の間、いざ運転してみるとこれはひどい!(@o@;)
まっすぐ走らんぞー!!
前のオーナーはよくこんな状態で乗っていたもんだ。
ひょっとするとこれが嫌で手放したんちゃうん!と思える程。
小澤さんの記事を見てなければ私はこれで車を手放そうと真剣に思っていた位です。
本当に悩んでいました。

それはそれは少し気を緩めていると、1車線くらい吹っ飛びます。
(ワープするとはうまく言ったものです。)
狭い道路での停車がなんと恐怖な事か!
ハンドルを握り絞める手に汗が...
高速道路でふわわkm/hなんて出そうもんなら(おいおい...) 特に私の通勤に使用している道路は臨海道路の為、大型車が多く(バンバン走って います)、道路が荒れていてふらふらのスラローム状態。
前を走る車が車線を空けてくれるのを、BMW様?だからでは無く、あおられていると 思っての事だと気づくのに時間は掛かりませんでした。
くそー まだ十分に山あるやんかっ!!
ピレリーP700Zって昔は私にとって憧れのタイヤやったのに、こんなクソタイ ヤ(小澤さんのメンテ記事の中で、No.1239の福大寺さんのセリフだったか な?)とは。
これやったら、出来立てのほやほやの道路しか走れんやんか!
日本の道路事情に合わんタイヤなんか売るな!
と気の小さい私は心の中で怒鳴っていました。
(いかん、怒ると文章まで関西弁になってしまう...。)
全国(全世界?)ネットやのに...少し落ち着いてっと。
スーーー、ハーーー。(深呼吸のつもり)

E34はバブル全盛時の車なので、当時結構このタイヤを装備している車は多かっ たと思います。
それがステイタスだった様な...。
えーーい交換決定!
これはタイヤバランスの調整や4輪アライメント調整のレベルでは無い!と判断しました。
というのも実はノーマルのタイヤホイールをメンテナンスガレージで借りてフロントのみ 交換し、テストしたところ、まったくこの現象は出なかったのです。
でも見た目はアホでしたが...

それで、ダンロップからタイヤを選ぼうと思い(会社で取り引きがある為)、あれ やこれや悩みましたが、パンフレットのポルシェの写真に目がとまり、これや!っ と言う事でSP9000に決めました。
値段的には新製品のデジタイヤのルマン710あたりがよかったのですが、接地面積が、 同サイズのタイヤに比べて小さく、いわゆるスポーツタイヤでは無いので、少し 高かったですがSP9000に決めました。
サイズは交換前と同じ物を選択しました。

交換後のレポートとしては、本当に嘘の様に現象が止まりました。(^^)//
乗り心地も悪くありません。
とは言ってもワイドタイヤですので、ある程度うねりにもっていかれるのは仕方 ありませんが、それでも片手運転でも十分な程度で、もちろん汗もかきません。ハイ。
まっすぐ走るってのは、こんな簡単な事だったのね。感動!
(チョットオーバーかな...)

本当にメンテ17の小澤さん、有り難う御座いました。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
同じ悩みをお持ちの皆さんも、一度チェックしてみて下さい。
スポエボさんのプロの分析にも脱帽しますよ。きっと。

今回の所要時間:約1時間。
今回の総費用 :¥100,000−(入れ替え工賃、バランス取り、消費税込み。)

以下次号へ続く


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