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第27話 「リアバンパー交換」
(作成:1997年8月6日 改訂:1997年8月30日)
(TEXT & PHOTO : 中橋 / E36 325i)
(Special thanks : 深澤自動車)
(Special thanks : M / E36 325i & E36 M3)
今回は(ちょこっとぶつけちゃったので・・・)リヤバンパーを交換してみました。
いままでほとんどディーラーまかせだったのですが、(お金もないことだし)
これからは、できる限り自分でやろうと挑戦してみました。
今回の交換は、傷ついたMテクリアバンパーから、きれいなノーマルリアバンパーへの
交換です。
(普通の人はノーマル→Mテクへ交換する人が多いでしょうね。)
とりあえず、今回とりはずしたMテクバンパーが修理終わったら、またMテク仕様に
戻すまでの暫定措置です。
【バンパーの取り外し】
今回は、なるべく楽に作業をすすめるためバンパーの皮(バンパーカバー/バンパートリム)
だけを交換する方法で行いました。
特別な工具は何一つ使っていません。
ジャッキアップも不要です。
ただなるべく広くて安全な場所で作業を行いましょう。
僕は平日の夕方から夜にかけて作業しましたが、
懐中電灯が必要ですので、昼間にいじるのがやっぱりいいですね。
あと、地面にねっころがって作業する箇所があるので、下に敷くものが
あった方がいいです。
僕はねっころがりながら夜空の星をひさびさにじっくり見て、
「なにやってんだか・・・」
と感慨にふけりました。
(なんのこっちゃ)
近所の人々にかなり不審に思われたかもしれないんなぁ・・・。
さて、はじめましょうか。
<作業前の写真>
(1)リヤデュフューザー(アンダースポイラー)の取り外し
デフューサー部両端下側の、クリップ(もしくは8mmのスクリュー)を外します。
(年式制作工場により2種類あります。)クリップは芯の部分だけ先に抜いて下さい。
デフューサーは上側に7コ差込がありますのでまっすぐ後ろに引っ張ります。
結構力をいれないとはずれませんでした。
(2)バンパーのモールの取り外し
リヤバンパーについてる3分割された黒いモールを取り外します。
センター部分とサイド部分の隙間にマイナスドライバーを傷つかないように
つっこんではずします。
これは簡単にできますね。
(3)バンパー前面のクリップの取り外し
モールを外すとでてきた丸いクリップをマイナスドライバー・ニッパー・樹脂製のへら等
ではずします。
6−8個ぐらいあった気がします。(忘れちゃいました。)
ほんとはポンチで芯だけ打ち抜いてからとるものらしいのですが、
ポンチがないので、えらい苦労しました。
(4)バンパー下部のクリップの取り外し
デフューザーをはずしてありますが、それを下から眺めると、また丸いクリップが
たくさん並んでます。
これも上記(3)同様がんばってはずします。
うちの車はマフラーをDTMタイプに交換してあったので、マフラーがじゃまで
作業がしずらかったです。
(5)ホイルハウス側のリベットの取り外し
あと、ホイルハウス側からリベットないしスクリューが3箇所ずつありますので
それも抜きます。
樹脂製のへらでピンを抜けば簡単に取り外せます。
タイヤはずさなくても大丈夫です。
(6)バンパーカバーの取り外し
これで、両側からちょっと開くようにして後ろに引っ張ると、バンパートリムだけはずれます。
ほんとは二人がかりが理想ですけど、僕は一人でできました。
<バンパーカバー取り外しの図>
うーん。へんなかっこ・・・。
【バンパーの取り付け】
取り付けは、基本的に取り外しの逆の作業で行います。
(1)バンパーカバーの取り付け
バンパー内側のサイドにガイドがありますので、これにそって入れるようにして
取り付けます。
いやぁ、バンパーカバーって大きいなぁというのが感想です。
それに以外とふにゃふにゃしてます。
(2)ホイルハウス側のリベットの取り付け
リベットをはめてからピンを差し込みます。
(3)バンパー下部のクリップの取り付け
クリップをぱかぱかはめてから、芯をさしこんで、木槌でとんとん押し込みます。
僕は木槌なんて用意してなかったのでドライバーのグリップでこんこん押し込みました。
取り外しに比べれば簡単です。
(4)バンパー前面のクリップの取り付け
上記(3)同様、取り付けます。
(5)バンパーのモールの取り付け
サイド部分のモールをぱこっとはめこみます。
ここまできたら楽勝です。
(6)リヤデュフューザー(アンダースポイラー)の取り付け
デュフューザーをはめこんで、クリップを2箇所を取り付けます。
これで完成です!
<作業後の写真>
Mテクリアバンパーと、ノーマルリアバンパーではデュフューザーのデザイン
だけでなく、サイドからみたときにかなり形状が違っていることがわかります。
これで、完成、な、はずが、うちのレムスDTMマフラーはノーマルのアンダースポイラーを
受け付けてくれませんでした・・・。
上に跳ね上がったデザインと、テールパイプの径ががでかすぎるのでした・・。
とほほ。
あ、そうだ、ものはためしと、ノーマルバンパーにMテクリアデュフューザーを取り付けようと
したところ、マフラー部分はクリアーするものの、横から見たときデュフューザーが
きれいについてなくて、かっちょわるーい。
どうしよう?
とりあえず、デュフューザー(アンダースポイラー)は、つけずにそのままにしておきました。
傷ついたMテクバンパーの修理が終わったら、どうせ戻すつもりなので、
ま、いいか・・・。
というわけで、オフミで、変な状態のリヤを目撃してもつっこまないように>みなさま
<デュフューザーの違い>
写真ではわかりずらいかもしれないけれど、全然違います。
今回はカバーだけの交換を行いましたけど、本格的にバンパーをはずす場合、
下記の方法を参考にしていただければと思います。
【参考:完全なリヤバンパーの取り外し by M】
(1)リアのアンダースポイラーを取り外し
「リアタイヤ」内側の「カバーリング」のバンパー側に
カバーリングとバンパーを固定しているピンをはずします。
ピンは「中心を引っ張れば」取れます。
アンダースポイラーを固定しているビス8ミリを2本とります。
これは「左右」にあります。
(2)バンパーの取り外し
アンダースポイラーを取り去ったところから上向きに「T50番トルクスボルト」2本があります。
位置的には「ナンバープレート」の左右ですね。これをはずします。
この場合は、ソケットの延長がないとだめでしょう。
これで、引っぱり出せばはずれます。
したがってモールをはずす必要はありません。
でも、モールを再使用するなら、先にはずした方が楽ですね。
今回の作業は一人で行いましたが、深澤自動車さんと、Mさんにはいろいろと
教えていただいて、本当に感謝しています。
ありがとうございました。
次回(いつか不明)、ノーマルバンパーからMテクバンパーへも自分で作業する
つもりです。
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