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第2話 「完成イメージ」
(作成:2004年6月12日 改訂:2004年6月29日)
(TEXT & PHOTO : Bryce / E36-318is)
第2話では、最終的にどの様な出来上がりを目指すのか、について書きたいと思います。
もちろん、これは私の場合なので、皆さんのニーズ、好み等に合わせて、検討する際の参考にして頂ければと思います。
まず、メーターのセッティングには様々な方法があります。
私の場合、油温計をAピラーに、その他の3つをセンターコンソールにセッティングしました。
他の代表的なセッティング方法としては、
・ダッシュボードに並べる。
・ダッシュボード下に吊るす。
・エアコンの吹き出し口に埋め込む。
・グローブボックスに取り付ける。
・ステアリングコラムの上に置く。
等があり、それぞれ次の様なメリット/デメリットがあります。
1. Aピラー
視線移動が少ないという点で、見易いのはAピラーかダッシュボード上への配置だと思います。
Aピラーへの取り付けには、車種毎にAピラーマウント(英語では"A-Pillar Mounting Pod"という表現が多い)
という物があり、比較的簡単に取り付けることが出来ます。私が使ったAピラーマウントは、Aピラーと
ダッシュボードの間にピッタリはまり、ネジも接着剤も必要ありませんでした。ただし、多くのメーター
を取り付けることが出来ません。国産では3連もありますが、BMW用では最大でも2連までしか見たことがありません。
2. センターコンソール
専用マウントがあれば、3連メーターも綺麗に取り付けることが出来ます。E36、E30等の専用
マウントがあるようです。ただし、思ったより視線移動が大きいというのが、使ってみて感じた印象です。
また、標準のセンタートレイ等を外して使う為、内装の正しい脱着方法を調べておかないと、思わぬ
失敗をする恐れがあります。
3. ダッシュボード上
ダッシュボード上の場合、取り付け位置の自由度が高く、汎用的なマウントが利用出来る為安価に
出来るという利点があります。ただし、メーター背面から引き込みのポイントまで、どうしても配線が
露出します。ここは好みが分かれるところです。
4. ダッシュボード下
こちらも取り付け位置の自由度が高く、配線が隠せるというメリットがあります。ただ、車種によっては
しっくりくる取り付け位置がなかったり、乗り降りの際に引っ掛けてしまう恐れがあります。
5. エアコン吹き出し口
ユーノスロードスター等は、エアコンの吹き出し口に標準的サイズのメーターがピッタリはまる様ですが、
BMWの場合吹き出し口が丸くない為、パネル等の自作が必要になります。また、冷気に晒される事で、
メーターが結露を起こす心配があります。個人的には、他の取り付け方法を先に検討した方が良いと思います。
6. グローブボックス
ラリーコンピューターよろしく、グローブボックスに埋め込むのも一つだと思います。見た目はスッキリしますが、
運転中にちょくちょくチェックしたい様な項目には向かないでしょう。
7. ステアリングコラム上
最近知ったのですが、ステアリングコラムの上にセッティングする方法もあり、車種によっては専用マウントが
ある様です。ただし、BMWにこの方法が適しているかは分かりません。
例 : http://www.egauges.com/vdo_acce.asp?Subgroup=MK4_Column&Cart=
以上、様々な方法がありますが、私は視認性とデザインから、Aピラーとセンターコンソールへの取り付けを選びました。
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