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第１１話 「最後に」
（作成：２００５年７月２９日 改訂：２００５年７月２９日）
（TEXT : Haruyuki / E24-635csi）
「古いガイシャなんて、素人がヘタに手を出すとヤケドするよ」
という言い方はよく耳にします。
まさしく私のようなケースを指すのでしょう。
経済的に少なからぬ出費となりました。
ランニングコストを除いて、17ヶ月と6000kmで約150万円、1年あたりでは100万円＆4000kmです。
これは900万円のクルマを5年＆20000km乗って400万円で手放すのと同じことです。
新車でM3を買うとそんな感じでしょうか？？
「古いガイシャと素人がヘタにつきあう」というのは、それくらい贅沢なことなんですね。
私はそこまでお金をかけるつもりはなかったので、お財布のダメージは想定以上でした。
しかし一方で、635csiを購入し所有したことは全く後悔していません。
得るものも大きかったからです。
良いことも悪いことも、不便さや悩みも含めて、普通のクルマでは味わえない経験を全部楽しめました。
最後の結末だけは、まだ自分としてスッキリしていないのが残念ではありますが。
少々自虐的な表現になりますが、ヤケドは楽しめるかどうかがひとつの分かれ目だと思います。
「ヤケドって、具体的にはどんな目にあっちゃうの？？」という情報はネット上でもあまり多くないようですので、そういう
意味では参考にしていただいて、自分もヤケドしたい（？）と思うかどうかを検討していただければと思います。
あと、私はかなり運に恵まれました。
635を購入した販売店も、ちょいと嘘をついてましたが別に悪徳業者ってわけでもなく、
世の中にはもっとヒドイことをする業者もいるでしょう。
なによりも一番不安に思うメンテを、信頼できるポールポジションさんに任せられたのが幸運でした。
M3乗りの友人にも、なんだかんだ協力してくれた家族にも感謝しています。
当分は火遊びはやめとくつもりです。
ヤケドの楽しみにはとりあえず満足したので。
次もガイシャですが、こんどは5年落ちという新品同様のクルマです。（笑）
しかし将来、また魔性のクルマに出会ってしまったら、あらためて「古いガイシャ」にチャレンジするかもしれません。
多少は経験をつんで今回よりは気の効いた身のこなしをできるようになっているはずですが、
その分、より深い泥沼に飛び込みたくなる、なんてことも。
＃古いフェラーリもいいなあ。。。（ボソッ）
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