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第10話 「結末」
(作成:2005年7月27日 改訂:2005年7月29日)
(TEXT : Haruyuki / E24-635csi)
今日の午前中、我が635csiはローダーに載って解体業者に引き取られていきました。
買取業者ではなく解体業者です。
改造しないと決めた時には、貴重な635csiをこの世から1台抹殺するのを避けたい、という思いだったのに。
案1から案5を検討するうちに、自分が熱くなりすぎていることに気がつきました。
自分だけの思い入れってのは、当然ですが、自分だけで決着をつけるべきものですよね。
いいオーナーさんを見つける、なんてムシのいいことを言って、人様に頼ろうとするのが間違いでした。
「オリジナル状態に近い」とか「貴重な名車」という思い入れがあるのなら、自分で所有し続けるべきです。
それが不可能ならまだしも、私の場合は、やればできた訳です。そんな口先だけの思い入れはないも同然、無視
して構わないはず。
冷静に考えて、これ以上の出費はやめることにしました。
我が635に幸せな未来を与えられるなら多少の出費はOKでしたが、「多少の出費」でそんなムシのいいことは
望むべくもありません。
であるならば、魑魅魍魎の中古車流通へタダ同然のプライスで放り出したり、
部品取り車としての余生を与えるよりは、私自身がきちんと引導を渡したいと考えました。
解体業者は、解体と部品転売を前提としているので、無料で引き取っていきました。
先方は運搬費用、リサイクル費用、登録抹消作業などを負担しますが、新しい部品も
たくさんついているので、大黒字になることでしょう。
今回の判断が正しいかどうか、今でもあまり自信がありませんし、ご批判のむきもあるかと思います。
クルマ道に未熟ながらも悩んだ結果の選択であることをご理解いただければと存じます。
ひるがえって考えるに、ポールポジションさんの社長さんのように、多くの貴重な在庫車を抱え、同時に多数の
前オーナーの思い入れを双肩にずっしりと背負っている方は、本当に立派だと思います。
今回の件でも、まるでミッショントラブルを予見したかのようなMT換装の勧めは、結果から
見ても誠に的確であったことを思い知らされました。
もちろん趣味の世界でも、自分の思い入れと現実をうまく折り合いをつけながら楽しんでおられる方が多いでしょう。
私にはそれができなかった。
残念ながら今回はそういうことのようです。
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