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第192話 「ボディダンパーの取付完了!」

(作成:2007年6月7日 改訂:2007年6月12日)

(TEXT & PHOTO : 中橋 / E90-320si & MINI Cooper Convertible)


さて、待望のボディダンパー取付完了しましたのでご報告。

第187話 「ボディダンパーの取付検討」 の続編になります。

Studie / YAMAHA&COXボディダンパー for BMW
このPARTS自体はYAMAHAさんが開発(世界特許)した今までに無い
全く新しい部品になります。
普通DAMPER(ダンパー)と聞くと足回りのショックアブソーバーを
思い浮かべると思いますが、理論は同じです。
足回りでお話すると、スプリング(バネ)だけで自分のクルマが走行する姿を
イメージしてみて下さい。
壊れたカエルのおもちゃみたいになります(笑)その動きをダンパーが
ジワーッジワーッって動きで抑えて今のしなやかな動きが出来ております。
ボディも全く同じであり、あれだけ(約3〜5M)大きく長い鉄の塊に縦から
横からGがかかり、ボディはよじれます。
で、そのよじれたボディが元に戻ろうとする時の動きは、ダンパーの無い縮んだ
スプリングがまさに伸びてビヨォ〜ン、ビヨォーンと踊る動きと一緒です。
その動きは勿論、走行性能の安定を妨げ、タイヤと路面のグリップをも
不安定にします。
どんなに良いアシを入れよ うが、高価なタイヤを装着しようが、それを受け止める
BODYが暴れているのですからどうしようもありません。
逆に言うと、その動き(反動)を止めてあげれば、どれだけ乗り味は
良くなることでしょう(^_-)
YAMAHA PERFORMANCE DAMPER(COX名:BODY DAMPER)
for BMW E90/91(335iのぞく)
前後セット 114,000yen

ってことで、期待しまくりの中作業が始まりました。

 BMW

まずはジャッキアップしてフロア下のパネルをはずしていきます。
意外とE90、フラットにできてます。いかにも最新BMWですっ。

 BMW

カバーをはずした状態の写真です。
赤線で囲ったところがフロントに取り付けられたボディーダンパーです。
右側が銀色に見えますが、マフラーの下を通るため熱対策処理のために
アルミで覆っているのだそうです。

 BMW

カバーを取り付けてしまうと付け根の一部が見えるだけになります。
こんな細いダンパーがどれほどの効果を見せてくれるんだろうか・・・?

 BMW

続いてリヤの取り付けです。
いくつかの取り付けレポートを見ていると社外マフラーのタイコが干渉して
取り付けに苦労する例を見ていたので、うちのマフラーなんてまさに例外の典型
じゃないかと当初より不安に思っていたのですが、
BOB師匠は「ああ、ぜんぜんOKだからッ!」と心強いお言葉。
メカさんは傍から見ている限り、ぜんぜんOKじゃなくて大変そうでしたが・・・(^-^;)

結局、そのままではもちろん取り付けられず、専用のステーをその場で作って(!)
対応していただけました。
さすがスタディのメカさんです。
無茶なお願いをきいていただき感謝です。m(_ _)m

 BMW

写真の赤い囲みの部分がリヤにとりつけたボディーダンパーです。

今回、ついで?にリヤマフラーのクリアランスを微妙に調整まで
していただきました。
(伸びると微妙に干渉する感じだったので。)



さて。ここからはインプレッションです。

実はDUNANさんがボディーダンパーを取付け後に
助手席に乗せてもらったことがありました。
激的な変化を僕に伝えたくて熱く語るDUNANさんには
申し訳なかったのですが、その時は正直変化がわかりませんでした。
もともとのサスペンションもタイヤも僕の車とは違っているので
しかたないとは思いますが、みなが絶賛するほどの違いが
にぶい僕には感じられないのかも知れない・・・って思っていたのです。

取付け後、「お店を出るときの駐車場から、わかる人はわかるよッ!」と、
BOB師匠から脅されて?、恐る恐る走りはじめました。

・・・すると、駐車場を出たときはわからなかったですが、
ちょっと走り始めて段差を乗り越えたら、何か違うっ!
乗り心地よくフラット感が増している!
ってことがわずか数百メートルで明らかに体感できました。
この、にぶい僕がです。(^-^;)
ほっとしました。

隣に同乗していた親戚も、変化に気がついたようです。
お店に行くときと、お店から帰るときの助手席体験だけで、です。
もっと乗っている僕が感じる違いは予想以上のものでした。

あまりにうれしくなって翌日意味もなく車を走らせ、
段差を越える時のフィーリングを味わったぐらいです。

もともとフラットで乗り心地のよい車だったのですが、
さらにワンランク上の安定感を手に入れた感じなのです。

BOB師匠はその後BLOGで、
Studie +YOKOHAMA- BLOG / BODYDUMPERの効用ッ!
装着後の変化がアフターパーツによくある刺激的な尖った変化では無いので、
体感しにくいってのはあるかもしれません。
でも、ご自分のクルマでの装着/非装着の比較であれば必ず判る変化なので、
どこかで体感試乗会とかやってみたいです。
もうすでに装着されていて「ホントに変わったのかな〜?」って方は、
平日でよろしければ工賃無料でやりますから、一度外してみて下さい。
恐らく驚かれると思いますよ。
向上した時より、悪くなる時の方が人間敏感ですからねッ(^_-)

 BMW

で、こそっと社外秘のデータを大事なトコだけ隠して(笑)公表しちゃいますッ。
E90のフロアにセンサーを置き、ある一定速度で舗装路面を走行した時の
振動の比較データです。
紺色の線がダンパー無し状態で、赤線がダンパーを装着した状態です。
結果は説明するまでもなく、あきらかに振動の大きさも増幅のそれも
ダンパー装着した場合の方が揺れていません。
という事は、乗り心地も勿論ですが、この振動を伴ったまま高速コーナーに
侵入するのと、揺れてない状態で余裕を持って同じ速度で突っ込んでいくのとに
差が出ないわけがありません。
乗り心地や静粛性も向上しますが、飛ばす人ほど、飛ばせば飛ばすほど、
変化の大きいPARTSである事も覚えておいて下さい(^_-)

と語っています。
このグラフ、まさに実感している感覚と非常に似ています。
細かい話ですが、車内である速度域から共振音まで激減して驚きました。
コーナーでもストレートでも、遅いスピードでも速いスピードでも
DUNANさんの言う
「ゴン→コン、ゴト→コト、バシャ→ヒタッ、ドン→トンといった変化」
感じることができます。
すごいです、これっ!

ってことで、今年のイチオシパーツとして推奨させていただきます。
はやく他の車種にもラインナップが広がることを期待しますっ。


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