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第214話 「WTCCルックへ〜ロールケージ注文内容の確定」
(作成:2007年9月18日 改訂:2007年9月19日)
(TEXT & PHOTO : 中橋 / E90-320si & MINI Cooper Convertible)
(Special Thanks : Studie横浜 & サイトウロールケージ)
さて、白紙に戻って設計しなおしとなったロールケージデザインのお話。
スタディ横浜にて、BOB師匠とセクシー相澤隊長との打ち合わせを行ないました。
結果、デザインは以下のとおり変更されました。
前回の案が青い線、今回の案が赤い線です。
■今回依頼したい内容(平面イメージ)
・フンロトからはバッテンが見えるように。
・バッテンは後ろに向かって設置。
↓
・サイドからみえるAピラー部分は極力ホンモノに似せる。
・ダッシュ貫通とはしない。
・サイドバーはクロスでも1本でもなくY型に。
・Bピラー部分のメインアーチも極力ホンモノに似せる。
・Cピラー部分のリアバーはホンモノと同じラインで設定。
・後ろ斜めに向かったクロスバーは若干下側を走る。
↓
・上から見るとこんな感じ。
・Cピラー上部にはまわりこまない。
・リヤサスペンション取付け部にポイントを集中させる。
いくつもの内装の写真を、あ〜でもない、こ〜でもないと
赤ペンを入れつつ話し合いながら、ホンモノのケージの中から、
不要であろう部分を取り除き最終的なデザインが決まっていったのでした。
あとは実際内装をはずして現車あわせってことで。
セクシー相澤隊長、BOB師匠の貴重なアドバイスなしにはここまで
到達できなかったことは言うまでもありません。本当に感謝です。
さて、まだ決めなければならないことがありました。
それは内装の処理をどうするか、です。
内装をとっぱらってとりつけるとこんな風になります。(E46-M3の例)
これはこれで男だと思いますが、ワークスマシンはボディ色の白できちんと処理されています。
そして当然すべての内張り、アンダーコートなどがない状態です。
そこまでできれば理想ですが、現実問題、時間もコストもかかりすぎます。
そこで以下の部位について方向を決めました。
■各ピラー部分の内張りの処理
Cピラー内臓のアンテナやルームランプの配線が
剥き出しになるためこの処理を考えると、そのままとすることに。
■ルーフの内張りの処理
鉄板剥き出しにすると熱さ、寒さがじかに伝わり快適性をかなり損なう
ということ、ルームランプおよびスポットランプなどがつかえなくなることもあり、
そのままとすることに。
■ドアの内張りの処理
やるなら前後という観点で、アルミパネルを貼るなどワークスマシンさながらに
するのであればパワーウィンドウやスピーカーなども対策が必要で、
時間的にも現実的でないため前後ともそのまま残すことに。
■後部座席の処理
座面の下や背面はでこぼこであるため、
剥き出しそのままでは美しくない。かといってここだけ塗装しても
前述の箇所とのバランスが悪くなるため、後で内装色にあわせた
カーペットを貼って見栄えを整えることに。
■グローブボックスの処理
そのままではパイプと干渉してあかなくなってしまうんですが、
ETCをセットしているためカードの抜き差しのために
グローブボックスをはずせるようにすることに。
ということで、イメージとして内装はリヤシートだけがない、
でも内装は剥き出しではないストリートモデルという形に決定されました。
ここでもBOB師匠、セクシー相澤隊長の貴重なアドバイスに助けられました。
レーシングカーとしてちゃんとやるなら前後左右上下すべて鉄板剥き出しで
塗装しなおさない限り本格的な雰囲気にならないので、
中途半端にしないという意味でも、ロードカーとしての仕上がりを
重視することにしたわけです。
イメージは、320siクラブスポーツ?320si WTCCストラダーレ?
ポルシェでいうところの911GT3RSの雰囲気を狙うわけです。
さて、今後の予定ですが、
・スタディ横浜さんで、内装の処理やエアバッグの処理
↓
・サイトウロールケージさんでロールケージの製作・取付作業
↓
・スタディ横浜さんで、内装処理仕上げ
↓
・完成!
↓
・オフミでお披露目?!
と言う感じで、3週間程度の長期入院となります。
さて、どうなることやら・・・
次回、製作作業などを報告予定です。
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