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第213話 「ロールケージ注文内容の見直し!」
(作成:2007年9月17日 改訂:2007年9月18日)
(TEXT & PHOTO : 中橋 / E90-320si & MINI Cooper Convertible)
(Special Thanks : Studie横浜 & サイトウロールケージ)
さて今回は、BOB師匠と妻にロールケージ取り付けの件についてアドバイスを伺う、の巻です。
内心、ロールケージを入れるという男気に感心してもらえるだろう!と思いながら
熱く語りました。
すると、予想外に、
「中ちゃん、ほんとにやるの?」
と、なんだかいきなりネガティブな雰囲気・・・。
やるんですよ、男の子ですから!
それにエ・ス・ア・イですよ!やるに決まってるじゃないですか!
「まずはブレーキとかやったほうがよくない?」
それはいずれやりますよ、ただ前後同時にやる予算がないんですよ!
3桁万円コースじゃないですかっ。
どこにそんなお金があるんですかっ!(逆ギレ気味)
「せっかくいいコンセプトできてるのに、中途半端な方向性になっちゃわない?」
・・・え゛・・・?
ちゅ、中途半端?
この男気あふれんばかりのロールケージ様が?
それに僕のコンセプトは、WTCCテイストを極力再現するなんです。
ロールケージがないなんてありえないです!
結局のところ、BOB師匠が言うには、
後ろに人が乗れる形でクロスバーを入れることはまずありえない。
最新のレーシングカーのロールケージの作りこみは後部座席を考慮しては再現できない。
やるんなら徹底的に、やらないならまったくやらないというのも選択肢ではないか。
中途半端なら、やらなくてもいいんじゃない?
とのこと。
え゛〜。
と、思いつつも実際、確かに言われてみれば中途半端だよな・・・
という気持ちもよぎります。
いずれにしても、やるんだったらサイトウロールケージさんに出す前に、
サイドエアバッグの処理やその配線、エラー対策などで1週間はスタディで
作業が発生するとのこと。
たしかにそうです。おっしゃるとおりです。
「よく考えた方がいい、車の使い方が分かれる重要な分岐点だから」
とアドバイスを受け、萌え萌えだった気分が微妙に萎え萎えに
なりつつあるのを感じました。
その後、妻に相談です。
この僕の男の決断についてBOB師匠から突込みがあったことを伝えました。
すると、
「わたしも中途半端はやめたほうがいいと思うよ。」
・・・え?
あぁ、やっぱりロールケージはうちじゃ無理なのね・・・
「フルバケの時も言ったけど、中途半端は格好悪いよ。」
・・・えぇ、たしかに言ってたね。
っていうか、えぇえぇ?
「今更ファミリーカーだなんて思ってないから、リヤシートいらないよ。」
・・・えぇぇ?!我が家唯一の4ドアセダンだよ?
「せっかくの2600台限定ホモロゲなんだし、後悔のないよう好きにやりなよ。」
・・・えぇぇぇぇええええ!
なんなのこの妻!
「そのためにミニがあるんでしょ。」
・・・うちのミニはコンバーチブルだから狭いじゃん・・・いいのか?
「いざ狭くて困ったら、新型クラブマンも発表されたことだし(笑)」
・・・ぇぇぇぇ〜そっちかよ(爆)
「ってことで、BOB師匠にその旨伝えて、ちゃんとしてもらいなよ。」
・・・まったく、夫婦になってから十数年たちますが、
それでもまったく予想外の妻の発言で驚きました。
僕のほうがよほど男気がないですね・・・。
BOB師匠も「YOSHIKOちゃん、最高ォ〜ッ♪(^0^)」。
僕もそう思います。(^-^;)
そもそも、妻や娘に怒られないよう、何も聞かずにリヤシートを生かす方向で
計画をすすめていたのが間違いでした。
でもさぁ、まさかこんなこと言うとは予想つかないないっすよ・・・。
僕としてはとにかく却下されないように
ひたすら妥協したラインを狙っていたわけです。
そりゃBOB師匠から見ても妻から見ても「中途半端」という突込みが入るのは、
今思えば当然のことですね・・・。
ということで、
■今回のテーマ Version 2.0
・WTCCワークスマシンのイメージを極力再現する!
・後部座席も捨てて、定員2名へと変更する。
と言う形で再び細部をつきつめていくミーティングが必要になりました。
次回、スタディ横浜での打ち合わせのお話です。
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