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第5話 「マフラー交換 (メタルキャタライザー付き)」
(作成:2008年6月12日 改訂:2008年6月12日)
(TEXT & PHOTO : NAKACHAN / E30-M3 & E36-M3)
まず、はじめに訂正があります。
純正マフラーは2分割できました!
ので、エンドだけの交換ができます!
この部分で分割されていました。
ここに訂正させていただきます。すいませんでした。
さてさて、本題です。
タイコ部分に穴が開いてしまった純正マフラーですが、このままでは車検に通りません。
ので、修理しようと思っていたのですが・・・
なんと、知人が盗まれてしまったと思っていたマフラーが出てきました。
実際、盗まれてしまって見つかったのか、勘違いだったのかは判りませんが、とにかくぶつが出てきたことが嬉しい!
早速、浦安のショップで交換して貰いました。
まず、出てきたマフラーはこんな感じです。
3分割で非常に軽い、全てのパーツが片手で持つことができます。
一方、純正マフラーはこんな感じです。
非常に重い!一人で持つことなんてできません!
BMWの中古車の販売で有名なお店のワンオフ・ステンレスマフラーです。
製造元はどこかわかりませんが、接合部分の溶接の仕方がなんとなく伊藤レーシングさんのものに似ています。
特徴は、スポーツキャタライザー(メタルキャタライザー)が装着されていることです。
純正キャタライザーを外した場合、改造申請を行わないと車検には通らないそうです。(詳細不明)
もちろんディーラーでの車検は難しいようなので・・・
@改造申請を事前に済ませてしまう。
Aディーラーでは24ヶ月点検をしてもらい、持込車検で頑張ってみる。
Bセンター部分を純正に戻し、エンドだけを交換する。
C結局、純正マフラーを修理して、車検の時だけ交換する。
の4つ方法のどれかを選ぶ必要があります。
@の場合・・・
一応、キャタライザーが付いているので、年式相応の基準には適応しているようです。(詳細不明)
しかし、改造申請を行うには、結構な費用と日数がかかる模様です。
Aの場合・・・・
やはり、車検はディーラーが良いので、これだと面倒!
排気温センサーを付ける場所がついていないので、ここを指摘されてダメだしされる可能性が高い!
Bの場合・・・
せっかく、排気効率の高い部品があるのにもったいない!それに馬力もあがるみたいだし・・・
(触媒ありの日本使用195馬力・触媒なしの本国使用200馬力)
それに、ワンオフのセンターと純正のエンド部分がきっちり繋がるのか確認できていないとこが不安です。
Cの場合・・・
これは最終手段!
とりあえず、穴が開いた部分はパテ盛りして直すことにしました。
色々悩むこと10秒!
やはり、ワンオフマフラーを生かす方向で対処することにしました。
センターパイプも交換し、現車をディーラーに持ち込んで相談することにします。
ディーラーでのお願い事項は・・・
@キャタライザーがきちんと機能しているか測定する。
A規定の範囲内ならこのままで車検に通るか確認する。
B駄目な場合に改造申請を行って貰う。
の3点です。
仮に規定値内だとしても、排気温センサーの問題もあるので、
穴を開けてセンサーを差し込めるように改造する必要がありそうです。
ので、このような作業ができるかも今後の課題です。
方針が決まったので、早速作業を開始して貰うことにしました。
車をリフトアップし、ボルト・ナットを外そうとしますが、20年はまったままのものなので中々外れません!
なんとか、外してエキゾーストマニホールドにセンターパイプを繋ごうとすると、
ボルトの位置が微妙に異なるという問題が発生しました。
このワンオフマフラーは、エキマニの径が標準モデルより若干(1o程)大きいスポーツエボリューション用のため、
ボルトを填める位置が微妙に異なります。
ので、一旦センターパイプを外してドリルでこじって貰いました。
また、不思議なことですが、純正のエキマニとセンターマフラーとを繋ぐ部分にガスケットがありませんでした。
もとから付いていないのか、以前、マフラーを交換した時に外してしまったのか判りませんが、
今回もガスケットなしの状態で繋ぎました。
マフラーを繋げていくと、リアのメンバーとの間が数ミリしか空いてません。
すごく微妙な位置関係です。
最終的に干渉してしまうのではないかと心配でしたが、
そんなこともなくマフラーを付け終わることができました。
マフラーの交換が終了したので、ガタツキが発生しないかショップの近所を少し走りまわりました。
音量は増えたのですが、いやな低周波は出ていません。5速で街中を走ってもこもり音は発生しませんでした。
音質的にはE36のスーパースプリントみたいな感じです。
回転数を上げて見ると明らかに高回転域のレスポンスが上がっています。
一方、低速トルクの落ち込みは結構ありましたが、これはもう仕方がないと思って諦めることにしました。
じゃあ、高回転のレスポンスがいいなら高速ではどうだろうということで、首都高速環状線を周回してきました。
30M3の場合、2速全開で100キロです。
これだとすぐ吹け切るので3速にシフトアップするのですが、今までは3速に上げた瞬間に、
加速が著しく鈍るのでとても物足りくなく感じていました。
でも、マフラーを交換してからは結構頑張ってくれます。
もちろんM3Cには遠く及ばないですが、まあこんなもんだろうと納得できる範囲に収まっています。
アクセルオフにした時の吸気音みたいな音は、今一つ頂けないですが、
破格な値段を考慮すると、十分満足できる内容になったと思います。
同じ30M3オーナーというよしみで破格の値段で譲っていただいたマイミクさん、
とりつけにも手を貸して頂きありがとうございました。
また、ショップの皆さんも全員で、マフラーを交換して頂きありがとうございました。
ご迷惑をおかけしました。
皆様のおかげで、びしっとした位置にマフラーが収まり大満足です。
装着後の感想(200キロ走行後)
マフラーを装着してから200キロほど首都高を周回してきました。
湾岸東行きから9号深川線へ行く左コーナーは、手前からほどよい勾配がついていますが、
ここを2速で引っ張ったあと、3速に落とすと回転数が5000回転ほどに落ちます。
今までは思った以上に前に進まず結構ストレスがあったのですが、
マフラー交換した後は気持ちよくコーナーを曲がることができるようになりました。
また、土曜日の夜には辰巳PAでルーレット族の一斉取締りがありましたが、
PAへ誘導されることなく無事通過することができました。
ので、音量的にも問題ないのではないかと思います。
気持ちよく走れるようになったのですが、困ったことにバッテリーが上がり不動状態です。
2週間まえにディーラーで充電して頂いたので、オルターネーターかディストリビューターが怪しいです。
オルターネーターの場合、部品交換で5.5諭吉(ディーラー価格)持っていかれることが判明しました!
このメンテナンス日記を書き始めてから、ネタに困らない状態が続くのは神の思し召しでしょうか?
ほんと困ったもんです。
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