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第14話 「N20Bのデータ調べ」
(作成:2012年11月12日 改訂:2013年2月10日)
(TEXT & PHOTO : 秀丸 / F30 320i)
F30を購入して4ヶ月がたちますが、パーツも少なく(先立つ物も無く)やることが無くなっています。
来年以降になれば色々パーツも出てくると思うので気長にメンテをしていきます。
さて本題ですが、F30にはN20B20Bが搭載されています。4気筒ターボですが、328も同じですがN20B20Aが搭載されパワーとトルクが大幅に違っています。
普通に考えれば328のディチューン版が320になるのかな。折角なので違いを調べてみようと思います。
諸元表での違いは、圧縮比とパワーとトルクの違いです。この先のことは、私の想像なので違っていたらすいません。
圧縮比の違いは多分ピストンが違っていると思います。
パワーとトルクに関しては、ターボなのでブースト圧及びコンピュータのセッティングの違いだと考えます。あとマフラーが違っています。出口のシングル・ダブルだけでなく途中のパイプ経も違っていると思います。
調べているとN20B20Aでも184psのエンジンの存在がありました。同じパワーなのに2種類のエンジンが存在することになります。
Z4 20iは320iと同じパワーとトルクなのにエンジン形式が違っています。当然圧縮比も違っています。
ただし、燃費に関しては、Z4は随分悪くなっています。
そう考えると、328iのディチューン版はZ4の方が近いかもしれません。
単純にZ4はコンピュータチューンだけで245psまで上がるのかな??
N20B20Bはどちらかというと燃費重視のエンジンかな??
同じタイプのエンジンで2種類作るなんて!
詳しい違いは何なのか調べてみようと思います。
通常ターボ車の場合のチューン方法は以下になると思うのでその辺を重点的に。
・ブーストアップ
・タービン交換
・カムシャフト交換
・マフラー交換
・IN EXバルブ関係
・インジェクター
・コンピュータチューン(燃調・点火タイミング等)
考えられる主だった部品を調べることにしました。
調べた結果N20B20A N20B20Bのパーツの違いは以下になります。
ピストン単品でのパーツ番号が判らなかったのでクランクケース付きの比較です。多分ピストンとタービンが違うらしくその他のパーツは同じみたいです。全てのパーツを調べたわけではないので他にも有ればすいません。
マフラーに関しては、当然違っています。
各のエンジンのブースト圧に関してはデータが見つかりませんでした。
調べた結果から考えるとZ4は比較的簡単にコンピュータチューンのみでパワーアップ出来るのではないかと思います。
320iの場合パワーアップが少し難しそうですね。圧縮比が高いのでブーストアップするとノッキングも出やすくなりそうですし。
それにしてもほんの20年前には考えられない圧縮比にターボを付けていますね。昔なら圧縮比8〜9が当たり前で低速が結構スカスカだったことを思い出します。
ただしパワー曲線を見ると5000回転以降は、ブースト圧を落としていそうなパワー曲線ですね。(ブーストメータが無いので感覚です)
328iを見るとブースト圧を上げるために圧縮比を落としているのかな?逆320iは、ブースト圧が低いので圧縮比を上げているように見えます。圧縮比が高ければ低速域のトルクが確保出来るし燃費にも有効です。
チューンに関しては、サブコンが10万前後で数種類出ているので簡単にパワーアップが出来そうです。サブコンなので取り外しも簡単だし。今後試してみたいと思います。(宝くじが当たれば)
でも折角なら320iもN20B20Aにしてくれた方が良かったと思います。
コンピュータのデータに関しては、今後ショップが解析して販売していくのではないかと思います。
今回の調べた結果は、データと私が勝手に想像です。余り鵜呑みにしないで下さいね。
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