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第10話 「新車時のガソリンについて」
(作成:1997年1月24日 改訂:1997年7月10日)
(TEXT : 玉テク / E36 320i)
最近読者コーナーではZ3の話題が多いですね。
購入を検討されている方や、納車待ちの方いろいろいらしゃるのでしょう。
うらやましいかぎりです。
そこで、これから新車が納車される方に一言です。
新車時のガソリンはディーラで満タン納車の約束でもしないかぎり、
基本的に生産国のガソリンがほとんど入ってきます。
このガソリンは質の悪いもの、また水分を多く含んでしまったものが多く、
車には良いものとは言えません。
事実92年頃のドイツ生産のE36では質の悪いガソリンが給油されていたらしく、
納車後エンジンがかからない等のクレームが多く発生したようです。
その後、ガソリン品質管理が強化されたとの話も聞きませんが、トラブルは出ないにしろ、
新車時のガソリンは捨ててしまうくらいのつもりで考えた方が車の為には良いようです。
しかし、現実に捨てるにも手間や危険、環境の問題がありますので、
このガソリンで車の調子を判断しないことだけ、気をつけるくらいでしょう。
日本のガソリン品質の高さは世界的にも良いようです。
市販のROMチップはこのガソリン品質を前提にノッキングマージンを減らして
点火時期を早めたり、空燃費比変更をしているようですね。
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