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第12話 「17インチタイヤ&ホイールの装着」

(作成:1997年3月9日 改訂:1997年7月10日)

(TEXT & PHOTO : 玉テク / E36 320i)
★注意:以下じっくりお読みの方はプリントしてお読み下さい。 長文乱文失礼。

先日、玉テク320に17インチBBS―DTMをおごりました。
外観ノーマル指向の玉テクが、Mテクバンパーにつづきホイールまで交換!
一体なにがそうさせているのでしょう?
オフに出る度に、変わって行くのは確かな様です。
ねえ、中橋さん!。
でも、改造マニア(?)ではないつもりなんで、ノーマル指向の読者方も、今後玉テク メンテを支持して下さいね。よろしく。

<ホイール&タイヤの選択>
世間に何百と物は溢れていますが、まずその中から玉テクが選択する条件です。

● デザイン
デザイン的には本国M3セダンの純正ホイール、BBSのRX、DTMが候補に上が りました。 これは純正系のまとまりをやはり期待したものです。(結構まだノーマル指向なんです)

● 価格、性能
M3セダンのホイールは97純正アクセサリーブックに掲載させるようになりまし た。値段は昨年末からの急激なマルク高の為、少し前ショップが輸入買付けしていた ころより高くなっています。ちなみに物は鋳造です。(現在\64000/本)
BBSは輸入物と国内物がありますが、RXは輸入&国内鋳造、DTMは国内鍛造です。 さらに、BBSとBBS-Racingのブランドの違いもあります。
RXとDTMでは実売で¥10万もDTMの方が高くなっています。 その違いは鍛造が故の軽量、 強度を持っているとのことでレースにそのまま使えるスペックだそうです。

● 320のパワーで回せるもの
一番の心配は、320のパワーが食われてしまいドライバビリティが低下することを を恐れていました。
一般に、太く重くなるホイール&タイヤにより出だしの加速を損ない、ブレーキ性能 も低下します。この点を補うには軽量なホイール、また軽量で適当なサイズのタイヤ の選択を強いられます。またホイールは回転バランスが良い製品にしないと慣性で回 る力が劣ります。
同様にタイヤサイズについても、幅215で4本揃えるのが良いようです。320で前後異 サイズにするとアンダーが強まり良いことない様です。(見た目は後ろ235が良いで すが…)

● 乗り心地を犠牲にしない。グリップはそこそこあり
これは、好みや主観の大きい部分ですが、玉テクは角の無い乗り心地と適度のグリ ップをのぞみます。
17インチと18インチの径の選択も、当然ですがこの乗り心地の点では17イン チに軍配が上がります。

これらの条件を色々考えると、M3ホイールは重いのでヤメ。RXは値段の点でかな り迷いましたがSUNRISE店長に丸め込まれボツ。結局支払いに一番苦しい道のDTM となりました。サイズはやはり17インチ。タイヤは静かで乗り心地が良く、且つ比 較的安くて性能の良いと評判のミシュランpilot SX-GT 215/45-17で4本揃えました。

<DTMのスペック>
BBS−DTMのスペックです。

 ● サイズ 17*8J 
 ● 重量  8.6kg (タイヤSX-GT 10.4kg) 19kg
 ● 材質  アルミ鍛造
参考
 ● ノーマル15インチアルミ&レグノER50(7分山)18kg(体重計にて計測)
 ● BBS−RX17インチ重量  11.3kg
※2インチアップで、誤差はあるが1kgの増はさすがDTM!。

<交換>
SUNRISE Blvd.(東京千駄木)で購入、セットアップを依頼しました。
アライメントは合っていればとらなくて良いと言うことで、そのままとしました。
タイヤ交換はいつ見ても気持ちよいものですね。新品の靴を買って履き出す時の気分 になります。

<美観>
みなさん一番心配されるのは、きっとフェンダーアーチとタイヤの間隔でしょう。見 て下さい写真の通りです。玉テクは特にノーマルサスでもこの間隔は格好悪く思いま せん。まあ気にすればちょっとと言う程度ですね。

ホイール   ホイール

ホイール面はフェンダーとほぼ面一です。美しいですねー。

ホイール

<走行フィール>
走り出し直後、あれーこんなにチョロチョロするのー?17インチって?中立付近の ステアの落ち着き全くないし? ってな具合でかなり不安が募りました。
SUNRISE店長曰く新品だからと説明してもっらっても、こちらもタイヤ交換初めてじ ゃないし、 16インチなら過去経験あるけどこんなことなかったし・・で、うーんと悩みました。 その日は都合走れなくて一皮むくこともできず、悩んだまま夜を越すはめに・・おか げでスクラブ値とかオフセット値とか夜な夜な考え込みました。
翌日はMさんを巻き込み相談!「9分山からですよ」のアドバイスに従い、その晩皮 むき走行。
と、言っても新品タイヤはならしが必要です。タイヤ温度を高くしたり(高速走行) 、トレッドを痛めるような加速も厳禁です。やさしく躾を100km程してやりました。 結果、「おお普通じゃん!」「いい感じ」ってなぐあいに走る毎、なって来ました。 今思えば、馬鹿みたいですが、その時は結構真剣でした。
本筋の走行フィールですが、乗り心地は悪くなりませんでした。継ぎ目などで今まで より若干強めのハーシュネスは感じますが、パッセンジャーには気づかれ無いでしょ う。サスペンションは全くのノーマルですが、バタついたりする事もなくよく路面の 凸凹をなめてくれます。うーんナイスです。
そして、最大ポイントのパワーですが、これが全く落ちてません。ブレーキ性能も落 ちてません。それどころか出だし、ブレーキとも性能が上がった様な気がします。1 kg増では、DTMの軽さと回転バランスのせいでしょうか実にいい感じです!!。 幸せです。
コーナリングはスクラブセンターがタイヤの内側に移動しているためとホイールリム が8Jとなった為、実質トレッドが広がり踏ん張り感が出てきます。ノーマルサスで もかなり踏ん張り曲がってくれます。しかし、追い込んでいくと当然ノーマルサスが 負けてしまいます。タイヤのグリップをボディーが明らかに捕らえ切れません。これ では完全に車がバランスを崩してから、よたよた滑るでしょう。浦安の立体交差でち ょっと感じました。
あと一般的なことで、ハンドルの重さ、直進性、わだち走行にはそれぞれ問題は感じ ません。ハンドルをとられやすくなる。と言う話もあしますが17インチではわずか ですね。大きくとられるようでは、アライメント調整の必要があります。まあハンド ルに手のひらをあてて運転している国産オーナーには、クレーム的な状態だと解釈さ れるかもしれませんが・・。

<おわりに>
やっぱここまで来たら、読者の為にも(?)サスペンション交換だー!!。
実は今はもう、サスペンションは組み込まれています。ホイール装着の1週間後に装 着を致しました。段階的にパーツを装着してその違いを確認しています。
さあ、サスペンションシステムは何でしょう?さあ。はったはった!!当選者にはジ ャパンよりNEW−M5がプレゼントされます。なんて完全なウソです(失礼)。
でも、ここまで読んでくれて、応募、正解してくれた方でバーベQでお会いできたら、 玉テクから何か差し上げまーす。
さあ、次回サスペンション交換編です。またよろしく。

ホイール 交換前15インチ 純正アルミ
ホイール 交換後17インチ BBS−DTM

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