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第13話 「めずらしいトラブル」

(作成:1997年1月14日 改訂:1997年7月10日)

(TEXT : M / E36 325i IDING 3.0)
年末にめずらしいトラブルが起こりました。
ヒューズボックスのNo31(5A)が切れてしまうのです。
この回路は空調の温度調節とコンソールのデジタル時計のようで、 切れるとメーター中央のチェック文字が点灯と同時に時計表示も切れます。
そして空調温度が最高温度になってしまうのです。
暑いったらありません。
自分なりに考えられるところをすべてチェックしました。
ヒューズボックスの裏の配線、ダッシュボード裏の配線、 すべて問題もなく手に負えずにアイディングに持ち込みました。
その結果、なんとヒーターバルブの不調とのことでした。
テスターを取り付けヒューズが切れる瞬間の波形が、 ヒーターバルブに送られている信号だと突き止めてくれました。
このパーツはエンジンルームのマスターバック脇(Lハンドル)にあります。
空調の設定温度とルーム内の温度をモニターし信号を送って、 ヒーターコアに冷却水を流す役目をしています。
取り外したバルブを分解してみると、 2個のバルブのうち1個のバルブのシャフトがはずれていました。
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