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第12話 「排気温度について」
(作成:1996年12月29日 改訂:1997年7月10日)
(TEXT : M / E36 325i IDING 3.0)
寒い時期になるとエンジンの調子がまるで違います。
夏場のモターッとしたまわり方から歯切れのよいシャープなまわり方に変わってきました。
1年ほど前からエキパイから触媒までの間に「サーモテック」なる
アメリカ製の断熱材を巻いています。
これは排気温度を下げずに排気の脈動効果を高めるためのものです。
ガラス繊維状で、幅約4cm、厚さ約3mm、長さ1セット50ft、
6気筒の場合マニホールドから触媒までうまくすれば1セットで足ります。
右フロント前輪をジャッキアップしてタイヤをはずします。
くれぐれも車が動かないように 車止めをしてください。
あせらず丁寧にしっかりと巻いてゆきます。
巻いた後に補強のため、細いステンレスワイヤーを上から巻いておきます。
こうすれば サーモテックがゆるんで垂れるのを防ぎます。
昔僕がバイクのレースをやっていたときは石綿を巻きました。
排気温度を下げなければより燃焼効率が上がるといわれているからです。
サーモテックを巻いての感想は高回転の連続の時いくらか効果ありという程度でした。
しかし思わぬ別の効果がありました。
夏場のエアコンの効きが抜群によくなりました。
エンジンルームを見てください。
エキパイの上をエアコンホースが通っているのですから。
M3 3.2もエキパイは2重構造のようです。
BMWは本当にエンジンにこだわります。
M3パーツで使えるパーツがないか調べるのが今から楽しみです。
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