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第28話 「E36ライトユニットの清掃」

(作成:1997年10月17日 改訂:1998年2月9日)

(TEXT & PHOTO : M / E36 325i IDING 3.0 & E36-M3 IDING M3-S2)

E36は、ライトユニットの中が曇り、だんだんと汚れてきます。
これを防ぐ手だてはないようです。
それならば分解して自分で掃除をすれば、新車時のクリヤーなライトになります。
早速分解してみます。


1.ボンネットを開けグリル上のカバーリングをはずします。

2.左右のライト横のウインカーをはずします。

3.ライトユニットを固定している、4本のビスまたはナットをはずします。

4.ライトユニットを少し前に動かし、配線をはずします。
配線はランプ用(ダイヤル式)、光軸調整用(差込タイプ)の2本をはずします。
これで手前に引き出せば、ライトユニットが取り出せます。

5.前面ガラスをユニットと固定しているフックをマイナスドライバーで持ち上げ はずします。

6.前面ガラスとLOビーム用ガラス、HIビーム用ガラスはシリコンで接着しています。
カッターナイフで接着面に溝を入れます。
こうすると2枚のガラスははずれます。

7.前面ガラスの内側とLO,HIガラス両側を磨いて下さい。

8.ついでにプロジェクターランプの集光面内側も、曇りをとり綺麗にします。

9.LO、HIガラスの接着はシリコン剤では硬化に一晩かかりますので、 エポキシ系接着剤の5分硬化型などを使います。
これで十分です。

10.分解の逆の手順で組み立てます。


「追記」
ライトユニットとプロジェクターの分離方法です。

LO、HI両方のH1バルブのプラスとマイナス配線をはずしておきます。
ユニット後部にある「光軸調整用モーター」を反時計回りにしてはずします。
先端は内部で下からの引っかける状態です。
ユニットの光軸調整が二つありますが、ユニット中央にある、後部の上下調整用ダ イヤルに10ミリレンチをかませ、反時計まわりに回していきます。
こうすると反射鏡が前面に出てきます。
さらに続けると中央がはずれ、サイドはずらせばはずれます、 これでユニットとの分離が出来ます。


掃除

ユニット内部の反射鏡をはずした状態です。

掃除

黒いパーツが光軸上下用ダイヤルと連動しています。

掃除

左が光軸左右用、中央が光軸上下用。

掃除

内部のガラスをはずした状態です。

掃除

カッターナイフでミゾを入れはずします。

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