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第35話 「クラッチペダル不都合」
(作成:1998年10月14日 改訂:1998年10月15日)
(TEXT & PHOTO : M / E36 325i IDING 3.0 & E36-M3 IDING M3-S2)
「クラッチペダル不都合」
ある日、クラッチを踏むと足もとから異音が出始め「バキン!」という音とともに
クラッチが踏めなくなりました。全く切れません。
アンダートレイをはずして恐る恐るクラッチペダル奥をのぞいてみると、
クラッチペダルアーム裏側にスプリングのついたパーツが垂れ下がっています。
これはペダルを戻すための「リターンスプリング」です。
スプリングは金属製ですが、それを固定するガイドと上部を固定をするための
パーツは「樹脂製」でした。
スプリングを固定するパーツがポッキリ折れてしまったために、スプリングが
はずれてペダルが戻らないのです。
ペダルが戻らないとクラッチが切れません。
スプリングにはかなりの力が加わるため、これを固定するパーツが
「樹脂製」というのも不安が残ります。
ならば「自作」という手があります。
早速ハンズにて部品を購入しました。
○内径8mmだるまボルト ¥80
○中空アルミパイプ2種 ¥120、¥115
○「ラジコン4WD用、クラッチハウジング」−−スプリングの受けに使います。
だるまボルトのねじ部を、サンダーで正確にアルミパイプ内径にあわせて削ります。
いくぶんテーパー状にして、アルミパイプを打ち込みます。
延長は細いアルミパイプを使います。
スプリング受けには「ラジコンパーツ」を高さを合わせて使いました。
材質と仕上げ加工が抜群にきれいでスプリングの外径にぴったりでした。
アルミパイプを長さをあわせて切断し出来上がりです。
ノーマルの「樹脂製」に比べて格段の耐久性になりました。
作動も究めてスムーズです。
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