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第2話 「M3納車!」
(作成:1997年2月5日 改訂:1997年7月18日)
(TEXT : 大阪の小林 / E36-M3 Coupe)
「慣らし運転」新車を買った時の楽しみであると同時に、
エンジン回転を上げる事のできないもどかしさを感じる時間。
私の場合当初から「これを出来るだけ短時間で終わらせよう」をコンセプトに
M3の慣らしを実行しようと思っていました。
具体的には11/23,24の連休中に終わらせてしまおう、と。
具体案:
1.一般道でタイヤをいたわって走る。
● 100kmまでは
・エンジン回転数は3千回転以下
・速度60km/h以下
2.それ以降は高速道路の突っ走りに突入。
● 500kmまでは
・エンジン回転数4千回転以下
●1000kmまでは
・エンジン回転数5千回転以下
●1500kmまでは
・エンジン回転数6千回転以下
●2000kmまでは
・エンジン回転数7千回転以下
この具体案だけを元に、行き先も決めず取り敢えず出発です。
北に行くと雪なども予想されるので西に車を向け、
神戸を抜け明石まで一般道を走ります。
エンジンを3千回転までとすると、
いかに低速トルクが太くなったと言われるM3でも発進時の加速が全然出来ません。
高速に入るまでは辛い道のりでした。
一般道100kmの苦行を終えて中国道に入り、
初めて「6速」を使う事ができた時は嬉しかったです。
さて中国道に乗って一息ついてからやっと目的地が見えてきました。
高速道路の終点とも言える「鹿児島」です。
大阪までの往復で2千km弱の距離が稼げる上に
一本道で迷う事もないだろうとの判断からです。
道中記は長くなるので割愛しますが、
慣らし中の燃費は最高で11.5km/L、最低で9.7km/Lでしたので、
300馬力オーバーのエンジンを積んだ1.5トンの車が移動した事を思うと
高燃費と言ってもいいでしょうね。
あと感心したのはそれだけの時間運転していても、
腰が痛くなったり背中が痛くなったりしなかった事。
シートの作りがいい事(レカロ製らしい)は勿論の事、空調やライト関係、
ステレオのスイッチなども適切な位置にありそれが運転中の疲労軽減に
つながっているのだと思います。
最終的には、連続した30時間で1950kmを走破し
その足でディーラーの工場に入庫して2000km点検(M3は無料)を行いました。
工場の人驚いてましたね「もう2000も走ったのですか」って。
ちらっと車のカルテを覗きこんだら11/24納車予定となってましたから。(^o^)
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