[メンテ3]
(←前)
(次→)
第3話 「タワーバー取付け・フロント編」
(作成:1997年2月10日 改訂:1997年7月18日)
(TEXT : 大阪の小林 / E36-M3 Coupe)
今回は機能パーツの内、一般の人でも簡単に取付けできるストラットタワー
バー取付けのお話しです。
タワーバーは機能的にはサスペンションの剛性を上げるもので、色々なメー
カーから市販品が出ていますが、取付け後の効果はどれも大差ないと思われま
す。そこでボンネットを開けた時の「見栄えの良さ」も商品選択の重要な要素
となります。
見栄えの良さを重視して、私が選らんだのは「ACシュニッツアー」の製品
です。マウント部分はアルミの削り出し,バー部分はアルミの角形引き抜きパ
イプ,中央の「AC」のエンブレムもかっこいいです。
●用意する物
あらかじめ下記のパーツ・工具を用意しておきます。
- タワーバー 本体(フロント用 定価66000円)
- マイナスドライバー
- 13mmボックスレンチ(マウント部締め付け用)
- 8mm 六角レンチ(マウントとバーの接合用)
●作業手順
あらかじめACのタワーバーはマウント部とバー部分とにばらしておきます。
- マウント部分のプラスチックカバーを外す。
キャップのようにはまっているだけですから、
マイナスドライバーでこじれば簡単に外れます。
- アッパーマウントのナットを外す。
サスペンションを固定しているナット(片側3個)を13mmレンチで外します。
※注:この状態では絶対に車を動かさないように。
- マウントのセットと固定。
ナットを締めきる前にバーを仮置きし、
マウントとバーの取付け穴があっているのを確認しましょう。
その後13mmレンチでしっかりと固定。
- バーのセットと固定。
マウントとバーを付属のボルトで固定。
8mm六角レンチの出番です。
締め方があまいと走行した時にゆるんでしまう事があるので、しっかりと締めましょう。
- 最後の確認。
最後に工具などをボンネット内に置き忘れてないか確認し
「ゆっくり」とボンネットを閉めましょう。
なぜこのような事をするかというと、
ACのタワーバーは正常に取り付けても、
タワーバーとボンネットとの隙間が少ないのです
(ボンネット裏の断熱材にバーの跡が付く)
もし何かが挟まっていたりすると「ボンネットが盛り上がる!!」という
異常事態が発生しますので、これを防ぐ為の行動なのです。
●所要時間など
約10分で完了。ボンネットを開けた時の印象がぐっとUPします。
そうそう、エンジンは冷めた状態で作業を行って下さいね。(^_^)
長くなりましたので、リヤ・タワーバーの取付け及び感想などのお話しは
第4話「タワーバー取付け・リヤ編」で。
[メンテ3]
(←前)
(次→)