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第94話 「本編43『M3CSL用ロアアーム』」
(作成:2008年3月21日 改訂:2008年4月15日)
(TEXT & PHOTO : 宮田 / E36-M3 )
E46型M3CSL用のアルミ製のリアロアアームをBMW仲間から譲って頂いたので装着し
てみました。
M3CSL用ロアアーム…調べてみると、単なるアルミ素材ということだけではなく、
装着すると根元になるデフ側がブーツで覆われたピロ構造になっていて、純正の
ブッシュ支点構造よりも動きの自由度が高くなることが分かりました。
アルミ製で約0.9kg/本です。
ピロ構造のものは社外品でもいくつかあるけど、このCSL用はピロ部分がブーツで
覆われていて中に埃が入らない構造なので、経年変化でも動きが渋くなり難いだ
んじゃないかと。 またピロ構造の自由度向上により、路面の凹凸を、従来以上に
リアサス全体に分散させることができるんじゃないかとも予想。
でもピロ構造になり動きの自由度が上がるとはいえ、作用点(ハブ側)ではなく
、支点(デフ側)なので、そんなに乗り味が変わることはないだろう。。。と、
どこか眉唾に思ってる自分がいたのも正直なところです。
しかし、装着してみると、あらっ! ビックリ!
データや数値で表現できなく、あくまでも自分の感覚でしか言えないので申し訳
ないのですが、たしかにリアで受ける衝撃が和らいでるような。。。 でも拾う凹
凸情報はより多くなってるような気もします。
いつものように(笑)、何かに例えて言うなら・・・従来が尻のほうに拳をグーに
して生でパンチを受けていた状態(かなり痛そう。。。)だとすると、CSLロアア
ームにした後は大きめのボクシンググローブを着けたような感じでパンチを受け
てるような。。。しかも微小なジャブを受ける回数は増えている。。。みたいな
感じでしょうか。 ← 余計に分からないって!
その微小なジャブを受ける回数が多くなったように感じるのは、今までのブッシ
ュ構造ではゴムの反力が作用してるときの凹凸情報が拾い切れてなかったのでは
ないかとも想像してます。(合ってるかどうか分からないけど。。。)
E36型///M3
純正のリアロアアーム。 スチール製で約1.0kg//本。
E36型///M3
純正ロアアームの支点となるデフ側はブッシュ構造。
さらにデフ側のピロ構の恩恵で、ハブ側(コの字型になってる側)の接合部分の
ピロもより動きやすくなり、その結果として、従来よりも脚が早く動くようにな
り、より多くの凹凸情報を拾っているのではないかとも考えてます。 ← これっ
て未来予想図で書いた
接地追従性の向上になってるので、目標を一つクリアしたみたいです。(^o^)
今回、このロアアーム入手にあたって、BMW仲間より驚くくらい激安で譲って頂い
たのでとても感謝しています。 しかし、今このパーツを買おうとしてもM3CSLの
車体番号を確認できるものがないと正式購入できないとか。。。 まぁ、どこかの
店がこういう購入の仕組みになる前に、大量に買い占めてしまったためにそうな
ってしまったという話もありますが、ホントかどうかは分かりません。
シリアル管理されてるみたいで、1本は“05707”、もう1本は“05735”と刻印さ
れてます。
ちなみに、ハブ側のボルト/ナットもCSL専用品にしました。(これは車体番号が
なくてもディーラで購入できました。) 万一を考え、デフ側のボルト/ナットも
購入したのですが、E36型は元から着いている純正品で固定可能だったようです。
ハブ側は元からピロ(ボールジョイント)構造ですが、動きが活発化されそう。
今は装着前とキャンバー角はほとんど変わりない状態ですが、今後、キャンバー
角を少しずつ変えてみて、自分なりのセッティングにしてみようとも思います。
この記事の原文は
こちらになります。
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