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第５５話 「防錆ワックスと私」
（作成：２００７年６月４日 改訂：２００７年６月２５日）
（TEXT & PHOTO : 江工作 / Z3）
ボデーが錆びて穴があくのは，誰しも嫌なものです．
ただでさえ青空駐車なため，雨水がボデーの袋状の部分にたまって
錆びるんじゃないか…と心配される御仁も少なくはないはず．
そこで，今更ながらプロ・アマ問わずレストアラーの間では超メジャーな
防錆ワックス「ノックスドール700」を試すことにしました．
同製品は，ボルボにも純正採用されているもので，ドアやサイドシルなどの
袋状の中にスプレーし，錆を防止するという逸品です．
水がたまりそうな部分に吹いてみます．
Z3ロードスターの場合，ドア内部，サイドシル内部はもとより，
フロント・リヤフェンダー内，トランクリッド内側などでしょうか．
ワックス自体はけっこうサラサラの液体で，浸透性もよく，パネルの
合わせ目やボルト締めした箇所などにも行き渡りやすそうです．
多少なら汚れていても吹くことができ，付属の延長ノズルを使って
サイドシルやドア内の奥深くも狙えるので，通常では清掃できない部分に最適です．
また，塗布後も完全に硬化することはなく，割れたりしないので
長期間にわたり錆を防ぐ…などと説明書には至れり尽せりな内容が記されています．
サラサラ液のため，つい吹きすぎてパネルの隙間からこぼしてしまいがちです．
実際に比べてみることができないので，どれほどの効果なのかはよくわかりませんが…
ボルボ程度は安心ではないでしょうか．
冬に融雪剤を路面に散布する地域では特に，そんなに古くもない国産車の
ドアやサイドシルに錆穴があるケースをよく見かけます．
こうした地域では，より効果的ではないかと思います．
なんせ北欧品ですから…．
そういえば一通り吹き終わってから気付いたのですが，ドアやサイドシルに
錆穴のあるBMWを見たことがないです．
けっこうしっかり防錆されているのかもしれませんね．
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