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第57話 「ウィンド・ディフレクタと私A」
(作成:2008年6月23日 改訂:2008年6月30日)
(TEXT & PHOTO : 江工作 / Z3)
三年以上も前に自作したウィンド・ディフレクタ.
機能的には何ら問題ないのですが,ある疑問が突然脳裏をよぎり,気になって夜も眠れなくなりました.
遮光ロールカーテンを使用することで,機能性とお手軽さの両立を図り,
一応目的は達成されたのです(第40話参照).
しかし,ロールカーテン自体は鉄とアルミの棒でできています.
もしも激しい衝突事故などで外れて,同乗者や歩行者にこんなものが直撃でもしたら…
かといって,主流のアクリル板も割れたら危ないだろうし…
でも純正のはデザインが…
ということで,改善のため以下のテーマで作り直すことにしました.
・風の巻き込み防止
・万が一外れても安全
・車検証入れのフタが開閉可能
・着脱が容易(というか付けっぱなしにできること)
・純正品よりも格段に安い
以上のテーマに従い,できるだけ硬い部材は用いずに行きました.
材料は,まずメインの風よけ部に遮光カーテンを流用です.
できれば付けっぱなしでいたいので,他の素材を使う場合は真夏の車内の熱にも耐えられ,
また火がつきにくいものが良いです.
これに穴をあけ,100円ショップで入手したハトメ(7mm)と専用パンチ,
そしてやはり100円ショップの輪ゴムでロールバーに装着です.
まず,布地を裁断します.
次に,左右三箇所ずつ穴をあけ,ハトメを打ちます.
最後に,ハトメ穴にロールバーに取り付ける輪ゴムを通して,出来上がりです.
早速装着してみます.
こんな感じです.
こうしてみるとかなりあっけないですが,ここにたどり着くまでにいろいろな試行錯誤がありました.
さて,実際に使用したところ当初の目的は達成できることがわかりました.
これなら,万が一走行中に外れても危険は格段に少ないと言えるのではないでしょうか.
また,この程度の高さでも風の巻き込みは充分に抑えられますし,
完全にミラーの視界の外なので全く気になりません.
しかし,だいたい40km/h以上のスピードだと,やはり風に押されてけっこうバタバタゆれています.
ですがそれでもしっかり巻き込みを防いでくれますし,
音もなく視界の外なので全く気になりません.
これは,布地や輪ゴム部を工夫すれば解決できそうです.
何より,自分の快適性向上を満足させつつ,そのために他人に危害をおよぼす可能性を
大幅に減少できたことがうれしい限りです.
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