[メンテ7]
(←前)
(次→)
第12話 「慣らし運転物語 ―パート2− 京都にて想う」
(作成:1997年3月30日 改訂:1997年7月12日)
(TEXT :O−chan / E36-318is)
私の318isは慣らし運転のため、京都を目指していた。
そして京都に到着しました。
目指すは平安神宮、三十三間堂、金閣寺、清水寺です。
まず、平安建都100年を記念して建立された平安神宮で初詣。
あの派手な色使いが気分を盛り上げます。
…派手な色と言えば、黄色のBMWって純粋にスゲー!って思います。
鎌倉でもときどき見かけるんですよ。
最近気づいたのですが、運転者は女性なんです。
正直言って私は買えませんねぇ、勇気ないです。
次に後白川法皇の命で平清盛が作った三十三間堂へ。
内陣の柱間の数が三十三あるところからこの名があるらしい。
前回、修学旅行で訪れた時は早歩きで見たので、
今回はゆっくり見学しました。
やっぱり壮観ですねぇ。ズラッと並んだ仏様は!
全部で1001体も千手観音像があるとはビックリですねぇ。
(自分の顔に似てるのはどれだ? ま、いっか。)
…関西オフミの時に、BMW三十三台で乗り付けたらカッコイイなぁ。
その次は足利義満が作った金閣寺です。
カッコイイですねぇ。自分の318isも金箔張ってみたく
なりました…ってわけないでしょ!(じゃ言うな!)
でも、遠くから眺めるだけだったので、なんとなく物足りなかった。
実際に金箔を触ってみたかったです。
…駐車場にAMGのC36がありました。
横にアルピナのB3があったら絵になるなぁ。
うおぉぉぉぉ!
さぁ、ついに来ました、清水寺だぁぁぁぁ!
なんでそんなに興奮するかって?
そりゃそーでしょ!なんてったって
『清水の舞台から飛び降りるつもりで……』って言葉があるじゃないですか。
今、私の置かれている状況を的確に把握するためには、
どうしても、ここの舞台に立ってみなければなりません!
そして自分自身に暗示をかけるのです。
『お前はこの舞台から飛び降りたのじゃ。もう後には引けぬぞぉ!』
実際舞台に立ってみて……こう思った。
『う〜ん、確かに高いなぁ、きっとホントに飛び降りる人っていないよねぇ!』
そんなくだらない事しか浮かばない自分が少し悲しい。
きっとね、発想の転換なんですね。必要なのは。
もう買ってしまったのだから、借金の事ばかり考えてないで、
これから始まるすばらしいBMWライフを想像するほうが、健康的でしょ!
そうだ、そうだ!
きっと楽しいことがいっぱい待ってるぞ!
(つくづく単純なヤツ)
さぁ、帰ろう。(え、もう帰るの?)
帰りの高速で慣らし運転の続きだ。
そして5000回転まで使えるようにして、家に到着しました。
(……実は帰路の記憶があまりないのです。失礼!)
こうして慣らし運転が終わった。
幸せな一日が終わった。
夢にまで見たBMWと、その慣らし運転。
ごく限られた人しか体験できないスペシャルイベントに
参加できたことを誇りにしたいと思います。
今日はだたの一日じゃない。
一生忘れることのできない記念日だ!
記念日? 記念日ってもうないの?
いやいや そんなことはないですね。
…BMWと共に暮らす日々、それはいつだってアニバーサリー!
(終わり)
以上、慣らし運転物語いかがでした?
本文中にも書いたように帰路の記憶がほとんどないのです。
行きの高速と京都の寺はよく覚えているのになぁ。
不思議ですね。
たぶん、帰路は夜だったってことも影響してると思います。
これから慣らし運転する人は夜は避けた方がいいですよ。
記憶に残りづらいから。
それでは次回をお楽しみに! O−chanでした。
[メンテ7]
(←前)
(次→)