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第2話 「購入物語 ―パート1―」

(作成:1997年3月8日 改訂:1997年7月12日)

(TEXT :O−chan / E36-318is)
★スカイライントラブル発生!
ジムニーが我が家の仲間に加わり、これで峠も旅行もキャンプもスキーも行ける体制が整いました。 ジムニー買ってひと月後の夏、大学時代の後輩からTELがありました。 『彼女と旅行に行きたいのですが、カプチーノじゃ狭くて行けないのです。 すいませんが車貸してくれませんか』というじゃありませんか。 私は即OK出しました。
この後輩はスズキのカプチーノを買ったものの、駐車場がないので 数ヶ月私の家に置かせてあげたことがあるのです。 その代わり自由に使っていいという条件でした。 おかげでカプチーノにはたくさん乗ることができました。 みなさん、カプチーノ乗ったことありますか?かなり面白いです。 そんな後輩からのヘルプを断るはずがありません。 さて2日後、その後輩から緊急TELがありました。 『ガソリンが漏れてるみたいです。どうしましょう』 ガーン!スペシャルショックゥゥゥゥゥ−!!! 祈る気持ちで愛車の帰りを待ちました。 そして申し訳なさそうな後輩の言葉も聞かずに車の下に滑り込んだ。 確かにガソリン臭いが漏れてる箇所は分からない。トランクを開けてみるとやはり臭い! 『う〜ん、マズいなぁ』 しばらく呆然と立ちつくす私がいた。

★スカイライン廃車
2、 3日考えた。死ぬほど考えた。 普通は修理を考えますが、マズイ事情がありました。 私のスカイラインはとてもディーラーに持ち込めるような代物ではなかったのです。 簡単に言うと改造しまくってるんです。売ろうにも、あれじゃ下取り査定当然ゼロです。 第一ガソリン漏れ隠して売るなんて良心が許さなかった。 もう潮時かな……。脳裏に『廃車』の2文字が横切った。 潮時……、そうなんです。もう社会人になったことだし、 調べられたら保険も出ないような車に乗って、爆音立てて、 いい気になって走るのはもう潮時かなって思ったのです。 そう思うとスッと肩の荷が下りたような気がしました。
『もうやめよう。真面目な車に乗ろう!』
こうして私が深夜バイトしてまで作り上げたインパル号は廃車となりました。
『許してくれ、インパル号。君が悪いんじゃない。ムリな調教してきた俺が悪いんだ。』

★次への選択、迷い。そしてランサー登場
ファーストカーへと昇格したジムニーは、遅いことを除けばとてもいい車でした。 まだ当時はパジェロミニが登場してなかったのでライバル車は無いに等しく、 なにより車好きに見られる。 見晴らしはいいし何処へでも行けるし維持費は安い。 でもねぇ、やっぱり欲しいのですよ。峠に行ける車が。
ところが、ある筋からランサーをタダでもらえることになったのです。 とりあえず、タダって事に魅力を感じ、即決定。 た・だ・し……なんとかっていう完璧女性仕様のAT車でした。 普通のコーナリングでタイヤが悲鳴上げるので、インチアップ&タイヤ交換するものの、 3ヶ月乗って完全に飽きた。 っていうか持ってる事に苦痛を感じてきた。(ゴメンナサイ)
『やっぱりダメだ!買い換えよう!』
こうして買い換える事を決心。 またまた悩む日々が訪れるのでした。(続く)

次回は『BMW急浮上』と『いざディーラーへ』です。お楽しみに!
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