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第1話 「E30購入記」

(作成:1997年4月27日 改訂:1997年7月10日)

(TEXT & PHOTO : Tetsu / Alpina B6-2.8 Touring)
5年以上バイク・クルマに縁の無い生活が続いたある日, 昔から憧れていたBMWでも見に行って見ようかと思ったのです。
あるクルマの雑誌に綴じ込まれているBMW Japanのアンケート葉書を 投函すると,数日後にダイレクトメールが届きました。
年末のことだと思います。

年明け早々に,私はダイレクトメールを片手に妻と二人でディーラに おもむきました。
クルマが無いので,電車と徒歩です。
ディーラにクルマで乗り付ける人々の中,徒歩でディーラに近づいていくのは 非常に恥ずかしい思いです。
そして,国産車のディーラにも行ったことがない私にとって, BMWディーラの敷居は思った以上に高く感じられます。
しかし,せっかく来たので,当初の目的通り中古車を見せて貰おうと意を決して 中に入りました。

中に入ると,受付に綺麗なおねーちゃん達がいました。
おねーちゃん,いいなー。
あっ,済みません,話題が逸れましたね。
おねーちゃんと一緒に受付に座っていた男性のセールスが, 何気なく近づいてきました。
中古車をみたいと言うと,2Fに案内されました。
中古と言ってもやはり高価です。
何となく見ていると,セールスが「新車はどうですか」と切り出してきました。
私は,新車なんかとても無理だと思いつつも,1Fに戻って商談を始めたのです。

商談は30分で成立。
ディーラの入り口を通ってから60分後の出来事でした。
320i−Mtechにサンルーフと10連奏CDをオプション装備し, 任意保険等を含めた総額は500万を越えました。
初めての4輪車にこんなに投資するとは,自分でも驚きました。
自分でも気づかないうちに,私のBMWへの思い入れは始まっていたのです。

E30

E30との生活は,6年間続きました。
6年目を目前にしたある日,初心者が運転する一時停止無視の国産車に, E30は左後部へ突っ込まれました。
そして,この事件がE30を手放すきっかけとなるのです。
その報告は次回にて・・・。
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