[メンテ12]
(←前)
(次→)
第2話 「涙 涙の325物語 その2」
(作成:1997年5月17日 改訂:1997年7月10日)
(TEXT : YOSHI / E36-323i)
5年落ちの90年式、走行42000kmの正規ディーラー車、しかも正規ディーラーか
ら購入。
どう考えても今ごろハッピーBMWライフを送っていたはずなのに、パワステはスカ
スカ、高速走れば振動が出るで、すっかり意気消沈して状態の中、会社で同じE30の
325のオーナーと出会いました。
トラブルの話をすると、「そりゃおかしい、高速なんて1○○km/hまで、全然問題
出ないし、パワステは逆に『壊れてるんじゃないか』と思うくらい重いはず、もう一
人325いるから確認してあげるよ」と、さすがBMWフリークの和、その場でもう
一人の方に電話で確認してくれました。その結果は、全く同じ解答。
「やっぱり、おかしいんだ」そう確信した、私はまたサービスへ。しかも、高速を走
って料金所で止まるとまたもボディー下から白煙が・・・。
出庫時のサービスからの回答は、「オイル漏れは、ミッションオイルを入れすぎてふ
いちゃったもので、これは直しておきました。振動の方は、1××kmでは、オンザカ
ーでバランス取れないし、これは対応できません。それにそんなにスピード出すこと
もないでしょうから、別にいいでしょう。パワステはこれで正常ですよ。」というも
のでした。
正規ディーラーのサービスにこういわれて、すごすごと引き下がってきた私でしたが
、どうも納得できません。またまた、もんもんとしたした日々を過ごしたのでした。
そんなある日、インターネットで、BMW AGのHPを発見、なんとフィードバッ
クメールまであるではありませんか。「そうだ、BMW AGならこの手のトラブル
でも分かるんじゃないか」そう考えた私はメールを送りました。
これが、その時の原稿です。拙い英語で、おはずかしいですが、こんなんもんでも通
じるみたいです。
>Dear Sir's
>I'm very pleased to approach your web.
>Now I'm owner of BMW 325i (E-30 made in 1990) having trouble.
>I was said that this trouble could not be solved by a myster(if the spell
>is wrong, please allow me) belonging a authorized dealer of BMW JAPAN.
>This trouble doesn't occur from accidents,so I would like to ask you
>whether there are ways of solving this trouble.
>If you may answer such questions, please reply. I will let you know
>details on troubles.
>
>Thank you
略意:
拝啓
BMW AGのwebにアクセスできて嬉しい。私はトラブル抱えた325(90年式の
E30)のオーナー様だ。このトラブルは、「なおりゃせん」とBMW JAPANの
正規ディーラーのマイスター(スペルが違ったらご免)にいわれてしまった。このト
ラブルは事故によるものではないので、解決策があるかどうか聞きたい。こんな質問
にも答えてもらえるなら、返事ちょうだい、詳細連絡します。
どうもでした。
果たして、2日後いつものようにコンピュータに向かっていると、電子のメールの着
信サイン、開けて見ると「WEB MASTER・・・? なんだこれ?」その瞬間
、「返事だ!!!」、そう、紛れもないBMW AGからの返事でした。これが、そ
の返事です。
Dear YOSHI,(ここは当然、本名が入ってました)
I don't know what the nature of your problem is, but I am sending a copy to
BMW Japan, who can put you in touch with an appropriate expert locally. It
would help if you contacted them direct, because they are not networked for
the internet. Their fax number is +8143 297 7077.
regards,
-john richmond
「トラブルの性格が判りませんが、BMW JAPANにコピーを送ります。BMW
JAPANならあなたのお近くの適切な専門家に連絡を取れるようにできます。B
MW JAPANにはインターネットのネットワークがないので直接連絡されるなら
、送っておくコピーがお役に立つでしょう。ファックスの番号は8143-297-7077です。
失礼いたします。
ジョン リッチモンド」
しかし、ドイツ人親切だけどフォローが足りない。ファックス番号までは良いとして
、どこのセクションの誰宛に送れば良いのかわかりません。
そこで、とりあえずこのファックス番号とお客様相談センターにこのメールのと今ま
での経緯(今までの件は全て記録してあった)を送るるとともに、「中古車とはいえ
納車以来トラブル続きで、一度きちんとしたディーラーで、点検を行いたい。ある程
度の金銭的負担は覚悟している。」との文面を添えたのです。
果たして、BMW AGからの返事は、天下の、葵の御紋と化したのでしょうか?
次回いよいよクライマックス。
第3話 涙 涙の325物語 その3へ
[メンテ12]
(←前)
(次→)