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第9話 「整備記録簿 最初の記入」
(作成:1997年5月29日 改訂:1997年7月10日)
(TEXT : YOSHI / E36-323i)
今回の話は以前、読者の声にも投稿していますので、内容が重複しますがご容赦を。
さて納車以降、オナハンの
『2000kmまでは、4000回転以上回さないように』
の指示に従って慣らしを続け、2000km走行を今か今かとオドメーターの数字が増え
るのを楽しみにしていた筆者ですが、ここで、どうしも気になる点が発生しました。
5速の2000回転台だけ、妙にレスポンスが悪い。2〜4速ホールドならそこ
そこちゃんと加速ししてくれのに・・・。しかも、この困ったATちゃん、時折回転
があがるふりをして100〜200回転分位動くと、「ストッ」と落っこちる。
「もしかすると、隠れ6速がついてるのか?」(そんな馬鹿な)
「これはやっぱり、すこし変?」
というわけで、ディーラーのサービスに電話。
「一度、見てみましょう」
の返事をもらって、323は新しい主治医様のところへ。
引き取りに行ったところ
「症状が確認できませんね〜。メーターの作動不良と思いますので、メーター交換して
おきました。」
という話で、車に乗り込んでメーターパネルを見るとガ〜ン。
オドメータの数字は、45kmを示していたのでした。メーター交換は、完全なアッセン
ブリー交換のため、オドメーターの数字も当然リセット。
「やった〜、また新車からの気分が味わえる。」
なんてお気楽者ならよかったのに、
当の本人は
「慣らしが終わるまで数字が増えるの心待ちにしてたんだぞ〜、
ここの数字には私と323の蜜月の歴史が刻まれるはずなんだぞ〜。」
「ここの数字が2000を越えるのを、どれだけ楽しみにしてたと思う、610kmを
どうしてくれる〜、私の610kmを返せ〜。」
(実走距離は変わらないにも、馬鹿ですね、私も)
てな心境で、この時点で筆者は、ローンのことも忘れてすっかり323にはまってい
たのでした。
そして、恐る恐る記録簿を開いて見ると、やっぱりありました。(あたり前だ。)
『メーター交換、走行距離610km。』
これが、記念すべき整備記録簿の記入第1号となり、ちょっと、寂しい筆者でした。
さて、後日談。
その後も、このATの調子がどうも気になり、以前の325の時にジャパンから紹
介してもらったメカさんに相談。
もう一度見てもらうことになりました。以前、本当に良く対応して
もらっていたので、久しぶりの電話に
『え〜、YOSHIさん〜? お久しぶりです〜。』
てな感じで、和気あいあいの久しぶりの旧知の知人との再開ムード。
そして診断結果は、
『正常。』
『5速は、完全に巡航用と考えて加速は期待しないでください。』
とのコメントがつきました。
何でも症状の確認と比較のために、入庫中の323を数台乗り比べてくれたみたと
のこと。
症状自体は完全に確認できたが、回転が上がって行かないのは他の323とまった
く状況が一緒とのことでした。
このとき、このメカさんといろいろとAT機能の話をして、学習機能の件もこの時
に教えてもらいました。
(こういう人が、そばにいるとほんと心強いですね。)
その後、オドメーターの数字にひたすら610を足しながら、4000回転
以上回せる日を心待ち待ちにしながら、慣らしに励む”YOSHI”でした。
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