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第30話 「アクセルに引っかかりが…(^^;ゞ」
(作成:2004年1月1日 改訂:2004年1月8日)
(TEXT : TAKA@E30カブMスポ / E30-325iカブリオレ)
車検を通してナンバーを取得した帰り道…
それまで気にならなかったアクセルの引っかかりが気になり始めた…(^^;
症状としては…アクセルの踏み始めが引っかかり力をこめると一気に開きギクシャクする(^^;ゞ
その頃、まだメンテナンス用の資料が手元に来ておらず…
とりあえずいつもの方法で原因を究明することとした。
TAKAが不具合を感じたときにいつもとる手法
(本業でもこの方法でやっている…)
1.関連する部分を洗い出す
⇒特に機械部分は、固定、スライド、回転、電気などに分けて考える
2.構造を観察する
⇒車の構造は…TAKAの本業からみればそんなに難しくない
遠隔部分をコントロールする方法は
・流体
メリット:
力の増幅が比較的楽であり滑らかなかつ反応の早い操作感
デメリット:
構造上漏れる事と温度変化の影響を受けやすい
・ワイヤー
メリット:
確実に機械的な伝達が可能(特に引き側)
デメリット:
磨耗による不具合と基本的に押し側に使用できない
・電気
メリット:
部品が少なく済む、機械の都合に合わせやすい
デメリット:
電気がなくなるとそれだけで致命傷のどれか…
特に80年代のものはワイヤーが多いような気が(^^;
さてさて、構造を観察すると…
☆アクセルペダル
⇒支点とレバー
☆ペダル〜スロットル
⇒ワイヤー
☆スロットル
⇒リンク!?…(^^;?(知らなかったのはTAKAだけ?)
マメ知識:
通常リンクはガタが出るので剛性を高くする。
しかし、剛性を高くすると精度が必要になり精度を出さないと操作感が硬くなり悪く感じる。
少し前までの車や現在の低価格帯の車は、ココを偏芯カムでつくっている(^^;
となっていた!?
3.動力が何処かを見ぬく
とりあえず30君のこの部分はワイヤー式なのでペダルには着いていても補助バネで本命のバネは
スロットルボディーの入力レバーにあるバネと仮説をたてる…
そうなると話は簡単。原因として考えられる点は…
A・スロットルペダルの不具合
B・スロットルワイヤーの不具合
C・スロットルバルブの不具合
の3点で確認の順番はCからとなる。
4.スロットルバルブ本体をいじる…
始めに、入力側のレバーをアクセルワイヤー代わりに手で
ワイヤーの引き方向に回す…なんか始めが妙に渋い…
次に、出力側のレバーをいじる。
やはりココが渋い…何かがかじっている感触。
スロットルバルブのバタフライがボディーと干渉している。
感じがするので、とりあえず調整部分がないか確認…
やはり在った。
マメ知識:
調整個所がある理由。
大抵、ぎりぎりの設計が必要でかつ、部品精度のばらつきを吸収する為にある。
大抵の機械的な不具合は、こういう部分の調整がずれている。
5.もうここまでくればあとは簡単!
アイドリングに影響が出ない位に締めこんで完了!(^^)
(気になる点:なんでこんな重要な所にL(ロック)ナット類が使われていない!?)
とある場所から失敬したLナットを締めこんで終わり(^O^)/
これで再発もないだろうo(^◇^)o
さてさて今回はココまで。
次回は…30君に危機が…(TAKAが悪い(^^;)
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