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第16話 「掟破りのHID取付け」
(作成:1999年8月1日 改訂:1999年8月1日)
(TEXT : さし / R80 )
以下に記すメンテはお勧めしません。完全にDIYですし、何かあったら責任は自分にあります。
しかし書きたいと思います。
R80にHIDライト取付けました!
ものはトヨタチェイサー用、とうぜん加工して取り付けです。
最初、取付け検討の段階でバラストのあまりの大きさにやる気を失いかけたのですが何とか取り付けることが
できました。
取付け手順を簡単にまとめます。
(1)H4のバルブの中心をくり貫きHIDバルブのフランジにし、ライトアッシー化
(トヨタ=DENSOのバルブはこれでぴったり)
(2)ライトハウジング(板金製でした)にHIDソケットが通るΦ35の穴をあける。
(3)ヘッドライトの配線を分岐し、HID用コネクタに電源を引き回し、ヘッドライト組付け。
(バラストは外に出す)
(4)ライトハウジングにあけた穴を即席グロメットにてシール。液状ガスケットをバリ使います。
とにかくここが勝負!
(5)バラストはステーを作ってライト上に固定。
これで完成!工具さえあればそんなに難しい作業ではありません。
ちょうとバラストの位置がミニカウルの時計がついてるメーターパネルの下になるんですが、
どうしてもカウルにビルトインされた時計と干渉するため時計は取ってしまいました。
ぽっくり空いた穴には汎用の気圧計を買ってきて取り付けです。
で取付け後の印象なんですが、とにかく明るいの一語に尽きます。
完成直後、夜の中央道を走ってきたのですがまったく不安を感じないで走ることができました。
不安なのはHID自体の漏水によるトラブルだけです。
幸いH4バルブ用のソケットも生かしてありますので何かあったときはそっちに切り替えられるよう
いつもバルブを持ち歩く覚悟です。
また、古いバイクなのでオルタネーターがやや弱っており、消費電力の少ないHID化することで
電圧計の針も安定しました。
しかしとにかく一瞬とはいえ数万ボルトの電圧がすぐそこにあるというのはあんまり気持ちのいいものでは
ありませんね。
HIDが最大電圧になるのは点灯直後だけだそうなので、皆さんの迷惑にならぬよう点灯時は必ずバイクを
止めて行なうようにします。
走ってるときに感電したら大変ですから。
でもバイクの用途として長距離ツーリングが主なわたしにとって、取り付けて本当に良かったと思っています。
ちなみに1眼ライトですからハイビームは当然ありません。
必要なときは、一度降りてからライトの角度を調整しましょう(^s^;)
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