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第68話 「足回りの微調整」

(作成:2002年2月21日 改訂:2002年2月22日)

(TEXT & PHOTO : なりきんボブ / E39 540i)


以前、私の投稿で「足回りを組んだが車高が落ちない!」と いうことを報告しました。
そのときの状況は、ノーマル時(タイヤ&ホイールは純正BBSの16 インチ仕様)の地面からフェンダーまでの距離がフロントは69センチ、 リヤが67センチ、という数値でした。
ビルシュタインのショック+アイバッハのサスにしてからはフロントが 68.5センチ、リヤが66.5センチ(組んでから約2週間たっての データです。組んだ直後はノーマルと一緒だったんですから!)

わざわざショック+サスを交換したにもかかわらず、車高がノーマル と変わらないなんて・・・・・・!
やっぱりザックスのサスキットあたりを組みなおすべきか、はたまた KWあたりの車高調でも組むか・・・・・・でも新品で組んだばかり のこれをすぐに組みなおすのは惜しいなぁ・・・・・・そう思っていた ときに仕事先のお客さんから良い話?を聞きました。

その方はメルセデスのC220(メーカー不明のマフラーつき)に 乗っているのですが、車を買ってから買ったお店に車高を落としたい、 という相談をしに言ったそうです。
するとそのお店は、「ノーマルのサスを切っちゃえば?」とかる〜く 返してきたそうです(笑)。
というのも、「ノーマルのサスを切ったほうが乗りごごちもよく、 きれいに車高が落ちるから」というのがお店の意見だったそうです。
その車も実際に見せていただいたのですが、半巻き切っただけにも 関わらずタイヤとフェンダーの隙間が良い感じなのです!
それは私の車よりもきれいに車高が落ちていたのです!(-_-;)
それを見たときに私は思いました。

切ろう。まずはアイバッハのサスを切ってしまおう。

ちなみにこのノーマルサスカットのC220ですが、街乗りでの 乗り心地、高速での安定感ともにばっちりだそうです(奥様とまだ 小さいお子さんがいる方ですが家族からのクレームは皆無だそうです)。
これには私も意外でした。

サスを切るということは今までずっと邪道だと思っていましたから。
未来ある若者たちの見本となるためにも?邪道なことはしたくない。
でも、これ以上車高が高いのには耐えられない! (ToT)
数日後、私は知り合いの業者さんに「バネを切ってくれい!」という 依頼の電話をしていました。

さらにまた数日後、その業者さんは来てくれました(作業は会社で 行ってもらいました)。
作業にかかってわずか数十分後、その業者さんが戻ってきました。
「コレ、切れないよぉ〜!」
というのも、フロントのサスは中心に比べ上部と下部がすぼまって いるため、上にしても下にしても切ってしまうとバネを押さえている 「お皿」をバネが通り越してしまうため、ショックからバネが外れて しまうそうです(確かに新品はそんな形状だった・・・・・・)。
これは計算外だ・・・・・・。 (-_-)

  540i

と、途方にくれたのもつかの間、その業者さんいわく
「フロントは1.5センチくらいなら落とせるよ〜」とのこと。
というのもフロントのみ「バネを押さえる下側のお皿」に溝が切ってあり、 それが今は一番上になっている、とのこと。
これを一番締め上げてやれば1.5センチくらいは車高が落ちる、との ことでした。

それを聞いての私の返事はもちろん、「一番落としてくださいっ!」 です(笑)。
待つこと数時間。

目の前にやってきました、ちょっと精悍な姿勢になった私の540が!
リヤはさわっていないので変わらないですが、BMWはどのモデルでも もともとリヤはフロントよりも車高が低いのでちょうど良い感じになり ました。
(ちなみにリヤはサスを切ろうと思えば切れたようです。今回はフロント とのバランスを考えてあえてさわりませんでした。)

  540i

本当はもっと男らしく車高を落としたいところですが、私も「オヤジ狩り」 にあいかねない年齢なのであえて大人のフリをしてこれでよし、という ことにします。
気になる地面からフェンダー下部までの数値は少し走りこんでから測ろう と思っています。

ついでに、の作業ではあったのですがビルシュタイン+アイバッハにして から舗装の悪い路面を走ったときにリヤの足周りからカラカラと金属音が するのが気になっていました。

今回リヤの足回りをばらしてもらってわかったのですが、バンプラバーの 上部に金属のカバー?のようなものがついていたのです。
おそらくこれが原因では?とのことでしたので迷わず取り外してもらい ました。
結果、この「カラカラ音」は今のところ確認できなくなりました。

  540i

ドキドキの足回りの微調整だったのですが、フロントの車高が落ちたこと により、快適性は多かれ少なかれ犠牲になるはずです。
その結果は次回「一人湾岸ミッドナイト&一人首都高バトル」にて 報告いたします。


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