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第4話 「レカロ装着偏〜レカロはギックリ腰にも効く?」

(作成:1998年9月9日 改訂:1998年10月14日)

(TEXT : ベア / E36 318iS )


それは、突然やってきました。

仕事中にBOHPをROMして・・・(オイオイ)、いやパソコンで書類を作成している時に 悲劇は起きたんです。

「なんか、腰が重いなぁ〜」
 ↓
「オイオイ、シャレになんないほど辛くなってきたぞ」
 ↓
「ま・ま・マズイ!このままでは動けないかも(@_@)」
 ↓
「ギクッ・・・」、、、、初体験でした。

幸い、全く動けないほど重傷ではなかったので、なんとか自力で帰宅しました。
ベットに寝ていても痛いし、イスに座るなんて論外です。
でも、病院には行かなくてはなりましぇん、トホホ。

翌日、いつもは「太陽に吠えろ」のボスのように颯爽と、「ミニスカポリス」のように? 軽やかに、「M.シューマッハ」のように威厳を持って、 ベア号に乗り込む私なのですが、今回ばかりはRECAROのサイドサポートが邪魔して乗りづらいんです。
コギャル的に言えば、「ってゆうかぁ〜、マジ腰ヘビィ−でぇ、気分チョバチョブって 感じ〜。超ジラレナイシン!!」
こんな具合です。
>注/お父さんは、現役の娘さんに聞いてみましょう(^_^)

しかし、意を決して乗り込むと思ったほど辛くないのです。
確かに腰の重さは残ってますが、体重が分散されるような、ツボを押さえたサポートと いうか、いわゆるひとつの「おさまり」がGoodなわけです。
これは普段から感じていることでしたが、腰痛で敏感になった神経には、更にその感覚が 拡大されて感じられたのだと思われます。
クラッチを踏むのも心配だったのですが、これもなんとかクリアでした。

結局大事にはいたらず、1週間ほどで痛みはひきました。
が、やはり傷めた腰はそう簡単には完治するものではなく、1ヶ月ほどは腰痛気味の 毎日でした。
ほんと、腰は大事です。
エンジンだって腰下がOKであれば、なんとかなりますからね。
(なんのこっちゃ?)
というわけで、今回は腰痛のお話でした。

これで終わったら、単なる腰痛自慢ですね。
では、何が良いのでしょうか?
専門家ではないので医学的/科学的なことは分かりませんが、私が他製品と違って良いと 感じる点は、尾てい骨附近のサポートにあります。
当たり前のようですが、これがキチンと出来ているシートって、案外少ないものです。
今度、愛車のシートに座った時に尾てい骨から手の平一つ分くらいに触れてみましょう。
シートと腰の間に僅かなスキマが出来ていませんか?
(>体型によっては、あふれちゃっている人もいるかも・・・)。
座り方の問題もあるのでしょうが、これは一般のシートのリクライニング機構の支点位置 に関係していると思われます。
RECAROをリクライニングさせてみると、明らかに違う動きをします。
その辺りに良好なサポートの秘密があるのでしょうか。
もちろんRECAROの良さは他にもありますが、僕が感じた一番のポイントはここでした。
逆にいえば、ノーマルシートでは、ここが気になっていたと言った方がいいですね。

一応サラリーマンなので普段は会社に行ってますが、会社の重役車が以前はクラウンで、 仕事でよく運転していました。
座った直後はふんわりとして「いいんじゃない」って感じますが、15分もするともう ダメです。
腰や背中を支えているという感じが頼りなく、明確なサポート感が得られませんでした。
柔らかいシートがダメだと言ってるいるわけではありません。
知人から借りたシトロエンXMで、高速道路をロングドライブしたことがあります。
硬くはなく全体を包むような感じでしたが、これも非常〜に快適でした。
まさに高速巡洋艦のような乗り心地です。
(って、巡洋艦に乗ったことないけど)

それから、外してみて実感したんですが、ノーマルシートって電動でもないのにメチャ メチャ重いんです。
あれが2脚もついていたら、いったい何Kgになるのでしょう?
(RECAROは軽いっすよ〜)
isの精神「軽い車体をブイブイ走らせる!」から言えば、軽量化は非常に有効な チューニングです。

最後に注意点です。
レカロ装着にともない、下記の点を考慮して下さい。
RECAROショップや詳しい友人に聞いて見てください。
(ちなみに、ベア号は95年製造車ですので、年式によっては違うかもしれません)

■1.純正シートの助手席には重量感知センサーがあって、一定の重量を感知しないとエアバックは開かないようになっているようです。
シート交換によってこのセンサーがなくなる為、常時作動スタンバイとなります。
(センサーをRECAROシートの中に入れている方、います?)

■2.エアバッグセンサーが作動するので、エンジン始動後の数分間はメーター内のランプが点灯する。

■3.シートベルト・キャッチャーのを移植しないと、プリテンショナー機能が効かなくなります。
RECAROシュールームで聞いたところ、96年式以降(3er)は、移植が可能なようです。
ベア号では、単なる普通のキャッチャーを付けてあります。

■4.純正シートに比べ、腰の位置が低くなる。
これは個人差が大きい思われます。
標準では、前後とも上・中・下と三つの取り付け穴が用意されていて、前後とも同位置 (例えば前側/中、後側/中)にした際、前側が高く感じました。
ベア号では、前側/中、後側/上のセッティングにしています。

最後に、パーツの装着感は個人差が大きいと思います。
上記の感想は、ベア個人の感想なので、別の方の感想とは違うかもしれません。
やはり自分で、座って、触れて、時には頬擦りなんかして実感するのが良いですね。


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