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第9話 「スピーカー交換編2〜口径アップに挑戦」
(作成:1999年8月18日 改訂:1999年9月5日)
(TEXT & PHOTO : ベア / E36 318iS )
メンテ7では、純正のスピーカーボックスを生かした形でのリアスピーカー交換でした。
これはこれで満足できるものでしたが、「更に上!」が欲しくなるのが人の常です。
そんなわけで、足カセになっていたスピーカーボックスを捨て、口径の大きなスピーカーを
ダイレクトに取付けちゃおう!というのが今回のメンテです。
「じゃあどんなスピーカーなら付くの?」、これが問題です。
極端な話、鉄板を切ったり、取付用の板を作れば、ほぼ希望のユニットが取付可能です。
でも、出来るなら「お手軽に」「なるべく加工ナシで」「予算は少なく・・・」っていうのが希望ですよね。
「そんなムシのいい話しはないよな」って思ってました。
しかも、純正ボックスの取付に合わせて“ひょうたん型”の穴が空いているので、通常の“丸型ユニット”だと
うまく対応出来ません。
ところが、E36セダンに乗って友人がいますが、彼はなんと“16×24cmの楕円型ユニット”をリアに
ぶち込んでいます(但し、取付け部を少し切っていますが)。
それで「この方法で対応するしかないか…」なんて思って取付部分のスペースをチェックしてみると、
「ん?セダンより狭いぞぁ!」ってことに気が付いたんです。
そうです、セダンとクーペはスピーカー取付部分の金型形状が違うのです。
「こうなったら、市販のユニットでなんとか合うもの見つけるしかない」と思い、カタログを集めて
チェックしていました。
そして友人から「合いそうなユニット見つかったよ!」の連絡があり、ついに交換への準備が整いました。
今回選択したユニットは、。13×18cmの楕円型ウーハーとツィータがセットに
なったKENWOOD KFC-S5710です(定価\25,000-)。
取り外した純正のスピーカーBOX(※前回ユニットは交換済)と比べてみると、
やはり口径の違いが一目瞭然です。
リアトレイのカバーを外すとこんな感じになっています。
いい感じに収まっているのが解ります。
今回ツィーターは敢えて外に出さず、この位地に取り付けました。
これでカバーをしてしまえば、純正仕様との区別はつきません。
トランク内部から見た写真です。
開口部とスピーカーサイズはジャストでしたが、取付け用の穴だけは加工が必要です。
とは言っても、穴を4コ開けるだけです。
今回は友人に電動ドリルを借りて済ませました。
結果はといえば、大成功でした!
「ウーハーの口径がアップ」、
「トランクがスピーカーの一部として低音増強の役目をはたした」ことで、
低音がグッと出てくるようになりました。トーンコントロールのBASS音量の調整や、
ラウドネスでアップさせた低音とはやはり違います。
本格的に「パワーアンプ+ウーハー」を増設したシステムには負けますが、ほとんどの人はこれで十分かな?と
いうくらいにはなっています。
読者の声にも実際に工夫して自分で取付けを行っている方が何人もいます。
皆さんも、是非チャレンジしてみてください。
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