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第62話 「ボンネット上げの必需品!?の巻」

(作成:2000年8月11日 改訂:2000年8月13日)

(TEXT & PHOTO : Nobuta-S / E34 525i )


E34といいますとオフミ等で“すぐボンネットを上げる”(写真1)事で有名( ?)ですが、元々は、E34に搭載されたエンジンの種類が多い事と、ともかくエ ンジンルームを頻繁に確認しないと心配(!)なことがその背景にあるものと思わ れます。
また、今となっては、少数派の前ヒンジってこともあって、頻繁に開けていないと、 スムーズに開ける事が出来なくなるので、この開き具合によって、そのメンテぶりが 偲ばれるという重要なポイント(!?)でもあります。

写真1:どこでもボンネットを上げたがる(^^;E34!

 Nobuta-S


さて、E34はその生産時期が、ちょうどBMWのエンジンの切替時期に当たった せいか、

  ■2.0Lツインカム
  ■2.5Lシングルカム
  ■2.5LツインカムVANOS無し
  ■同VANOS付
  ■3.0L−V8
  ■3.5Lシングルカム
  ■4.0L−V8
  ■3.5L−M Power
  ■3.8L−M Power
  ■アルピナ3.5L
  ■同ツインターボ(ビターボ)
  ■同V8
  ■ハルトゲチューン
  ■ケレナーズチューン
  ■アイディングチューン

と、ざっと数えただけでも、まー、直4とV12以外のBMWエンジンの博物館的 な様相を呈しております。
それに加えて、エンジンルームにバッテリーのある物、無い物と本当に様々!!興味は 尽きません。
私なども未だ全く同じエンジンルームというものは、見た事が無い!という感じでおります。
これだけのエンジンバリエーションが同じようなボディに詰まれた例は、BMW各シリーズ でも他に例をみない事です。
また、前ヒンジならではという事で申し上げますと、ボンネットの裏 側がとても良く見えるという事があります。
本題の「偽M5造り」に戻りますと、さすがにエンジンをM5(写真2、写真3) そっくりにする事は、まー先のメンテ記事で書きました様に「Mタペットカバー」 を装着するくらいが関の山で、さすがに困難なものがあります(写真4・写真5)。

写真2:3.5L
(Special thanks 岩野お師匠)

 Nobuta-S

写真3:3.8L Mエンジン
(Special thanks Matsu知事)

 Nobuta-S

写真4:ノーマルエンジン
(Special thanks DADAさん)

 Nobuta-S

写真5:N5エンジン

 Nobuta-S


しかしながら、ボンネットの裏については、早い時機にM5には、おそらく熱対策 のために「アルミ」が帯状に貼られている事に気づきました。
早速、M5カラーの研究の際、エアロのツートーンを表現するために購入した 「銀色ガムテープ」をボンネット裏に貼って、悦に入っていた時期もありました(写真6)が、 クーラント噴き上げと経年劣化によりN5のボンネット裏のインシュレーター(裏地)は、 すでに「ボロボロ毛布」のようになってしまいました。

写真6:左が本物M5様、右がN5

 Nobuta-S


そこでディーラーにどうせ貼り替えるのであれば、「M5専用インシュレーター」 が装着できるかを確認したところ、「27,000円位でOKです!」との一発回 答を得ましたので、水廻り全とっかえのあわせ、お願いをしました。(写真7)
そしてエンジンルームランプが本来付くべきところに何も無いのが悲しい(;;)・・・ (エンジルームランプは元来525にはないのです。)ところですが、まーこれもそ の内何とかするとして、取り敢えずは、ボンネット上げの時にもボンネットの方を 見ていただければ「偽M5度」が一層高まった事に深い満足を得た筆者でございました。

写真7:取り敢えず“ボンネット裏”だけはそっくりになったN5。

 Nobuta-S


次回は、ドレスアップやトラブルばかりでなくたまにはメンテ編をお送りしたいと 思っています!


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