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第85話 「M5ショックアブソーバー交換 その1」

(作成:2003年5月22日 改訂:2003年6月4日)

(TEXT & PHOTO : Kat / M5)


最近低速でステアリングを大きく切るとグーグー変な音がすることに気が付き、 パワステオイルタンクを覗いてみたら、オイルがすごーく減ってるじゃありませんか。
輸入車にありがちなパワステのオイルラインからの漏れはなさそうなので、 もしかしてとリアショックを確認すると、やっぱりべとべとだー。

E34のM5は荷重に関わらずタイヤの接地状態を一定に保つ目的で、リアに レベライザーを備えていて、そのための油圧をパワステと共有しているので、 このようなことが起きてしまうのだ。

だだ漏れでもないので、パワステの漏れ止剤なんぞをぶち込んでみようかとも思いましたが、 7万km近くまでショックアブソーバーは交換してないし、ちょっとした段差を通過しても 結構盛大な突き上げがあるので、思い切って交換しちゃおうかなー(金額次第だけど・・・)。

純正部品を国内調達すると一体いくらするのかと、このHPの個人輸入コーナーで調べてみたら、 レベライザーのみならずEDCという可変ダンパーみたいなふざけたものまでついているので、 前後ショックアブソーバーだけで¥60万近くもする!!
新車でこういう車を買える人ならいざ知らず、やっと中古を手に入れた貧乏人がそんな金払えるかー!
という訳で、メンテナンスコーナー17の小澤さんの第3話を参考に、最も安いと思われる 修理方法を比較検討してみました(表中の価格はあくまで概略参考値です)。


 kAT-M5

   (注1)現在は生産中止とのこと。
   (注2)C〜Fレベライザー機能を停止させる必要がある。BはEliminate Kit込み。
   (注3)ストラットケースはもちろん中古を探す。

この他にも、純正スプリングを流用して社外ショックアブソーバーとの組み合わせも 検討しましたが、EDC/レベ付きと素の535などとスプリングのパーツNo.が違うので、 車高が妙に高くなってオフロード仕様になってしまったらやだしなーということで、Kitを選択しました。
さらに車持込でワンオフの車高調製作でも\30万程度という見積も何箇所からか頂きましたが、 貧乏な私はもちろん迷わず中古のストラットケース+BILSTEINのBTS KITを選択したのは 言うまでもありません。

・・・その後、苦難の道を歩むことになるとはこの時点で想像すらしていませんでした。

続く


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