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第59話 「330iのシフトフィールについて」
(作成:2001年4月16日 改訂:2001年5月11日)
(TEXT : RON / E46 330i )
330i Mスポーツ(MT)ユーザーのRONです。
トラブルってほどの事ではないのですが、シフトフィールについて。
以前、E36・318is(MT)に乗っていて、昨年8月に330に乗り換えました。
もともと、BMWのマニュアルミッションはストロークが大きめで、不満を持つほ
どではないのですが、カチッとしたものではありませんでした。
しかし、330は新車時から1/2速の入りが悪く、スッと入らない。
3000km走行しても変化なし。
自分の担当の営業マンも318i(E46)のMTに乗っていて、同じような症状がある
と言っています。
彼は、その対策としてE36・318isのミッションオイルと同じATF(E46はD2という
ATFより粘度の高いオイルを使用)を入れたらしいのですが、改善されなかったそうです。
そこで、自分はORC(小倉クラッチ)の6速ミッション専用オイル(商品名は
ORCルブリカント75W-140・¥8600/2リットル)を使用しました。
このオイルは、スカイラインGT-R(R34)に搭載されているゲトラグ製ミッション
用に開発された100%化学合成オイルです。
GT-Rは、もともとミッションの油温が上がりやすいクルマで、R33までは5速MTで
オイル容量が4.5リットルでしたが、R34になって1.8リットル(確か?)と
少なくなってしまいました。
これは、1速増えたことでオイル容量が減ったようです。
このようなクルマ用に作られたオイルなので、熱に対する劣化や油膜切れを抑制
するようになっているそうです。
ただ、粘度は高めです。
ちなみに、このオイルの発売元は
小倉クラッチというメーカー(産業用クラッチとしては歴史があり、
自動車用クラッチメーカーとしても有名。
株式店頭公開している大手)ですが、製造はレースサポートをするほどの
某有名オイルメーカーです(申し訳ありませんがメーカー名は明かせません)。
さて、このオイルを入れたのは昨年の10月。
さすがに冬場はミッションが暖まるまでは抵抗を感じますが、総合的にはシフトが
軽く入るようになりました。
ただ、このオイルはディーラーで入れるとSFWの対象外になると言うことなの
で、他の工場で内緒で入れるしかありません。
現在、注入後から約3000KMを走行しましたが、不具合はまったくでていません。
E46だけに限らず、E36のMT車オーナーさんたちにもオススメですね。
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