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第6話 「E46購入(E36の思い出)編」

(作成:1998年12月15日 改訂:1998年12月16日)

(TEXT : どノーマル / E46 318i )


BMWとの出会いは、93年8月のE36特別仕様車をディーラーに見に行って一目ボレしたのが始まりです。
それまで乗っていたR32スカイラインも4年を経過し、次の車を捜していた頃でした。
その当時は、通常の320で445万円程、特別仕様は470万円程しました。(昔は高かったな〜)

・この時の特別仕様
  専用色(ブラックマイカメタリック)
  本革シート
  サンルーフ
  アロイホイール
  等、50万円相当を25万円プラスでサービス

93年仕様は、320のエンジンにもバノスが付き始めた時でした。
購入時は、10年乗るつもりで自分を納得させ、購入を決定しました。
それまでは、憧れだけの外車(BMW)でしたが、清水の舞台から飛び降りるつもりで購入を決意しました。

ただ一つ、BMWジャパンに苦言があります。
私が購入したのは9月、サービスフリーウエイ(SFW)が10月から始まったことです。
私は、9月納車でもサービスフリーウエイを採用して欲しいとディーラーに頼みましたが、 ディーラーも9月時点では知らされていなかった、契約時に申し込まなければできないの一点張りでした。
私は、9月登録は彼岸月だから、10月にして欲しいと頼んだのに、特別仕様車は9月でなければ困ると 突っぱねられたのにです。
要するに、’94年モデルからの採用と言う事で私の抗議は無視されました。
別に何のトラブルもなければ問題にはならないのですが、

・玉テクさんの「ステアのがたつき」による、ロッド交換
 詳細は忘れましたが、なんとかロッドの不具合と言う事で、ロッド部品の金額を負担しました。
 ディーラーは、工賃はサービスということで納得するよう言われました。
 (知識もなかったため小心者の私は、しぶしぶ納得(声を出して異議が言えなかった))
 今なら、BOHPで知識もバッチリ?

・ブレーキのジャダーによる、ローター交換
 80km/h以上でのブレーキ時にハンドルが激しく振られる現象が2年経過時に発生。
 高速道路をたまにしか走らないため、3年の車検整備の時に言うのを忘れ、4年目に交換。
 市街走行では現象がでないために、つい忘れていてローター実費交換となりました。

・毎年の点検費用
 国産車の2倍以上の整備費用

以上の点で20万円近い出費がありました。
3年目の車検時の点検交換部品を入れれば、30万円を軽く超えています。
(テールランプのヒビは、車検に通らないと言って、無償で交換してくれましたが)
SFWは、3年間の安心を与えてくれるので、迷われている方は入った方が良いと思います。
E46では、当然入りました。
出たばかりの新車ですから、いつどこに不具合が出るかわからないからです。
車は、工業製品ですから完全無欠の状態で出荷されるわけではないので、このSFWの制度は良いと思います。
(もっとも、クレーム無償交換が原則かもしれませんが、安全マージンで価格を高く設定されるよりはいいと思います))
ただ、SFWの値段が年々高くなっていくような気がしますが。

しかし、BMW E36−320iセダンは、私に駆け抜ける喜びを与えてくれました。

・エンジンのフィーリングが良い
 けっしてパワーはありませんが、レッドゾーン手前まで素直に回ります。
 パワーの落ち込みもあまりなく、奇麗に回るのには感動を受けました。
 ガオーと回るのではなく、シューンと回ってくれるのです。
 MR2(MT)、スカイラインGTS−t(AT)と乗ってきましたが、高回転の気持ち良さはBMWが一番でした。

・停車時からのアクセルon感覚が良い
 BMWは踏んだら踏んだだけの加速をしてくれます。
 軽く踏めば軽く、力強く踏めばそれなりの加速が得られ、アクセルに対して素直です。
 一方、国産車のチョット踏んでもグワッと出るのは危険を感じます。
 そのくせ、高回転にパンチがなく、踏みつづけても気持ち良い加速をしません。
 細かな調整が非常に難しく、on/offの感覚です。
 ユーザーから走らないと言う苦情に対しての処置だと思いますが、メーカーはメンツよりもポリシーを持ってもらいたいと思います。

・50:50の重量配分
 BMWのポリシーである50:50の重量配分には、敬意を表します。
 さほど腕のない私でも、コーナーリングは狙ったラインを走る事ができます。
 ノーマルのサスペンションでも、普通の人なら十分満足できる足回りだと思います。
 国産車では、アンダーに悩まさられていましたが、BMWでアンダーを感じた事はほとんどありませんでした。

・BMWマガジンに教えられた事
 BMWというよりドイツ人(ヨーロッパ人)に感心した事がありました。
 BMWマガジンの何月号か忘れてしまいましたが、次のようなエピソードがありました。
  ある冬の日、ドイツ在住の日本人夫婦が子供のスポーツ観戦に来ていました。
  ドイツ人の両親は、外でワーワー体全体で応援をしていました。
  一方日本人夫婦は、車の中でエンジンをかけながら見ていました。
  ドイツでは環境問題にも厳しくて、無駄なアイドリングをしないこと。
  また、朝の暖機運転(エンジンをかけただけ)もしないこと。
  暖機運転とは、エンジンをかけ、水温計が動くまではゆっくり走る事だと教えられました。
  そうすれば、各部品が暖まり、全体の暖機になると。
 これを読んだ後は、アイドリングを止めました。コンビニ等でも必ず止めます。
 確かにかけっぱなしにしておけば、乗り込んだ時に車内が暖かく/涼しくなっています。
 でも、アイドリング無しでも5分以内に十分暖かく/涼しくなります。
 少しでも長く車に乗りたいので、実践しています。(人間のエゴよりもエコの方がいいでしょ)
 BOHPの人も、アイドリングストップしませんか。クールに見えますよ。
 環境を歌っている自動車会社の工場受付付近でもアイドリングしたままの車がほとんどです。
 私の子供がいる姉でさえも、子供の為にと暖機運転をしていますが、逆ではないかと思います。
 子供の為にはきれいな空気を残したほうがいいと、私は思うのですが。

と言うことで、E46 8/1購入決定です。(どんなことでだ〜 と怒らないでね)
E36の思い出が、思いのほか長くなってしまいました。

次回は、いよいよE46購入動機編です。


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