[メンテ22]  (←前) (次→)

第67話 「ASC解除について」

(作成:2002年11月7日 改訂:2003年6月19日)

(TEXT : わんわん / E46 330i )


さて、今日昼中札幌グランドホテルで商談があり、終了後ついでに たまたまB1Fで行なわれていたBMW745iのフェアに顔を出して 来ました。そうしたところ、ASCに関する新たな情報を入手しました ので、さっそく追加報告させて頂きます。

割と若めで、運転の好きそうなセールスの方にASCに使い勝手の 悪さを話していたところ、ASCの解除には2段階あることが判明しました。

ASCは駆動輪が滑るとパワーを絞る機能がまず働き、その後さらに 必要であれば空転している片側の駆動輪にブレーキを掛け、反対の 駆動輪にパワーを有効に伝える装置です。
ASCスイッチを1回押すと、このうち『パワーを絞る機能』だけが解除 されます。
つまり、この段階では『片側の駆動輪にブレーキを掛ける』機能は 生きている訳です。
登り坂でやたらとパワーが落ち、困る場合はASCを1回押して、 『半解除状態』にするのがお勧めだそうです。
(昨日私はこうしてMTモードでテールを滑らせながら運転していたのです)
ASCスイッチを20秒ほど押しっぱなしにすると、ASCが完全に解除され ます。
つまり、『パワーを絞る機能』と『片側の駆動輪にブレーキを掛ける』 両方の機能が解除され、ただのFRになります。
この状態では、ASCスイッチをもう一度押しても、ランプは消えなくなるので 完全解除出来たかどうかは、確認できます。
エンジンを切ってかけ直すと元に戻ります。
雪道におけるASC完全解除は、私のつたない経験ではお勧めしかねます。
『ASC半解除+MT操作』が最もFRらしく、かつ安全に走る方法ではないか と思います。

もっとも、車種や年式によって、機能に差がある場合もあるでしょうから、 気になる方はお近くのディーラーで詳しい方に確認されることをお勧め 致します。
それでは、お互い安全運転で楽しみましょう!(^。^)
札幌のわんわんでした。


[メンテ22]  (←前) (次→)