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E65にみる最新技術紹介 その1「エクステリア」

(作成:2002年5月7日 改訂:2002年5月10日)

E65
今回は、大磯で開催された新型7シリーズの試乗会にBMWおたっきーずスタッフで参加して来ました。 雑誌などではお馴染みとなった新型7シリーズの生の印象と、フラッグシップカーとして装備 する数々の最新技術、そしてちょっとだけ試乗した感想などを織り交ぜてご紹介していきます。
7シリーズご検討中の方はもちろん、そうでない方もこれからの技術に注目です!
これで貴方も7が欲しくなる。(?)

※写真の一部はBMW JAPAN社より提供

(Report &photo : BMWおたっきーず)




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■エクステリア〜全体デザイン

【Report by 玉テク】

新型7シリーズ(E65)は、その特徴的なフロント マスクに誰もが印象付けられたと思う。 自分もネットでスクープ写真をひと目見たときは、まさか!?と信じず、雑誌で見せられた時 には正直そのデザインに落胆した。(笑)

デザイナーは「鷹」をイメージしたという。今回の試乗会で実車を前にして、いろいろな 角度から、各ボディーカラーも織り交ぜて見ていると、次第に違和感が薄れてきた・・・ いや無くなってしまった。
これまでのBMWの顔と違うがキリッとした「鷹の目」、リアセッションからトランクへの処理 は「鷹が羽根を畳んだ様」な大胆なデザインにも見える。 先代に比べよりエグゼクティブで落ち着いた印象ながら、サイドルックはBMWとわかるスポーティ なライン。 やはり人間3次元で物を見ると量感と質感が見えて来る。 ・・・違和感がないどころか、このBMWカッコイイ!と感じてきた。

スペックを見るとボディはかなり大型になっている。車に近寄ってみると、車高もありかなり 巨大だ。旧型(E38))に比べて長さ+45mm、幅+40mm、高さ+55mm、ホイル ベース+60mm、と一回り大きい。(ちなみにメルセデスSクラスと比較すると、長さ−15mm、 幅+45mm、高さ+45mm、ホイルベース+25mmとなる)

購入される方はパーキングスペースを事前に十分確認する必要があるかもしれない。

ホイールは17インチが標準。18、19インチとラインアップする。 19インチのホイールには275サイズのタイヤが装着されていたが大人しく収まっているのには驚いた。



【Report by 中橋】

エクステリアデザインについてはこのみの話になるので評価がわかれるところですが、 見慣れてくると、いい感じにBMWです。

もっとも注目すべきは、いままでのBMWとは随所に違うテイストをおりまぜていること でしょう。

サイドのモールがないこと、リヤトランクまわりのデザイン、ウェッジシェイプからの決別、など 今後のBMWデザインの方向を知る上で注目に値するものだと思います。
特に、リヤのサイドパネルとリアライトパネルとトランクリッドの面のとり方は いままでの車にない機能美を感じさせます。







(この背びれのようなアンテナはいいな。)



■エクステリア〜ボディの作り

【Report by 玉テク】

ボディ全体の82%に高張力鋼で作られ、ボンネット、フロントフェンダーはアルミとなっている。 たっぷりと面積のあるボンネットを上下してみると3シリーズより軽いのには少し驚いた。

Cd値は、0.288。 先代が0.304だから大きく向上している。ハイデッキなリアスタイルからも 実現した数字であろう。



【Report by 中橋】

ボディ剛性、遮音をさらに磨き上げたとのこと。 運動性能だけではなく、安全性能がさらに向上。
ボディシーム接合部のエネルギー吸収率15%アップ、側面衝突における貫入は20%減少、 などボディ部分の改善による安全性能の向上はポイント高いところです。

もちろん、万が一衝突してしまったときの場合のシートベルト、エアバッグ、ヘッドレストなども さらに進化。 説明するのが困難なほど高度な制御が山積みです。

あいにく試乗ではパッシブセーフティの体験はできませんでしたけどね(^-^)



(写真は、ダイナミック パッケージ装着車 ・・・18インチホイールと、ホワイトウインカーも装備される)



(予想外に軽いアルミボンネット。)


■エクステリア〜ワイパー

【Report by 玉テク】

往復それぞれ独立のモータで制御されフロントガラスの端までの動作を可能とし、且つ動作 ノイズを防止している。

ウオータジェットはワイパープレートの2箇所から霧状噴出される仕組みとなり、ウインドウを 効率的に拭くと共に、ウオッシャー液の少量で済むメリットがあるようだ。
また、なんと!このワイパーラバーの劣化防止に、3〜4日毎に駐車していてもワイパーは 微動動作をし、ゴムの当りを反転することによって劣化を最小限にするらしい。(驚き)



【Report by 中橋】

ルックスの面から大きく進歩したのが、ボンネットにウオッシャーノズルがなくなったこと。
車内からはワイパーをオフにすると見えなくなります。
空気抵抗の面だけでなく、ボンネットへの液垂れがなくなり、 噴出量が少なくするためという発想がすごい。
メンテナンスフリーに近づけるために、つまりはエグゼクティブの時間を無駄にさせない というスタンスがさすがは7シリーズという気分になります。







■エクステリア〜ランプ、バルブ

【Report by 玉テク】

電圧安定機を装備し、各バルブの寿命を延ばしている。ストップランプにはLEDを採用し、 点灯反応速度と輝度が増しているようだ。

また、各バルブには未使用時も微弱電流を流して異常がないかチェックしている。
異常の際は、代替えのランプが機能する仕組みだ。
(例えばポジションランプが消えるとウインカーが代替えで点灯)



【Report by 中橋】

ヘッドライプはバイキセノンヘッドライトを装備し、ロービーム、ハイビームともキセノンです。 いわゆるイカリングデザインにまゆげのようなウィンカー。 完全に新しいBMWの顔を演出してます。 かっこいいです。

このランプはオプションでオートマチックヘッドライトになります。 周囲の明るさ、降雨、降雪などを検知してオンオフを自動制御できるとのこと。 この車を選ぶなら設定したくなるオプションですね。







■エクステリア〜トランク

【Report by 玉テク】

容量は500リットル。電動開閉が可能であり、キーまたはトランクのボタンを押すことに より自動開閉する。トランクのリンク部は至って単純な構造(写真)でRをもつパイプ状の ものとなっている。

挟み込み防止機能もあり、実際に体を挟んでみたがかなり敏感に反応したので、 これなら安心である。

ヒューズBOXはトランク右側に設置される。



【Report by 中橋】

トランクの左側はナビゲーションがインストールされます。

トランクをあげたときの赤い照明も視認性が高い位置に設置されています。

またBMWお約束の工具入れもちゃんと設置されています。 ただ、かなりメンテナンスフリーな設計のため、使う人がいるかどうかはわかりません。

ゴルフバックが4個、横に楽に入る大容量のトランクでした。
トランクルームの高さをとっている割に違和感のないデザインにまとめた デザイナーにも感心です。

ちゃんとフルサイズのスペアタイヤも埋め込まれていました。









続く。


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