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第222話 「WTCCルックへ〜消火器の取付完了!」
(作成:2007年9月27日 改訂:2007年9月28日)
(TEXT & PHOTO : 中橋 / E90-320si & MINI Cooper Convertible)
(Special Thanks : アイ・アール・エス & Studie横浜)
さて、消火器の取り付けの話なんですが、取り付けにもルールがあるようです。
IRS Corporation / FIA格式競技に出場される方へお知らせ
2006年から「国際モータースポーツ競技規則 付則J項」安全装置第7項:消火器7.3.6)に
「金属製ストラップによるクイックリリース方式の留め金具(最低2つ)」
で取り付けする旨明記されております。
ワークスマシンを見てみるととりあえず2つのストラップで固定しています。
レースに出るわけではないのですが、WTCCルックを目指すうえで、
ここはまねしておきたいポイントですね。
消火器付属のストラップは1本なのでもう1つ追加で購入した上で取り付けることにしました。
あとは取り付ける場所ですが、ホンモノは助手席がなくそこにど〜んと鎮座しています。
JAF国内競技車両規則第4章5条消火装置規定によれば車体軸に対し直角に
取り付けなければならないようですが、WTCCマシンでは違っています。
レギュレーションが違うんでしょうかね。
さらに、手動式であればシートベルトをしたままで運転席から取り出せる場所と
規定されているため実際はかなり取り付け場所は限定されるようです。
レギュレーションを意識するなら助手席をとってそこに取り付ければ
いいのですが、そういうコンセプトでもないのでなるべく雰囲気を重視して、
・助手席足元の運転席側の側面につける。
・助手席の後ろに取り付ける。
・後部座席の前方中央付近に取り付ける。
・ロールケージに取り付ける。
のいずれかの方向が無難な感じです。
最終的に見栄えと使い勝手のバランスを考えて、助手席の後ろにつけることになりました。
ここです。
助手席シートのステーと共締めする専用のステーをスタディさんが
作ってくれました。
2つのストラップが気合を感じさせます。
実際は不便ですけど、間違ってとれちゃうということはなさそうです。
う〜ん。スパルタンです。
(海外の人から、リヤシートないのに、エアコン吹き出し口はあるのね、
とつっこまれました。いいツッコミです。)
青いフルハーネスと赤い消火器のコントラストがいい味出してます。
ということで、万が一の出火も備えあれば憂いなしということで。
ほとんどのBMW乗りの方の参考にならないメンテ原稿で申し訳ありませんが、
もう少し変態の世界にお付き合いいただければと・・・。
続く。
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