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第10話 「ヘッドカバーからのオイル漏れについて(1)」
(作成:1996年12月14日 改訂:1997年7月10日)
(TEXT & PHOTO : M / E36 325i IDING 3.0)
先日大失敗をしました。
エンジンのヘッドカバーから多少オイルが漏れていました。
にじんでいた、というほうが正確かもしれません。
エンジンカバーをはずし14本ある10mmのナットを少しずつ締めていきました。
締めることで漏れは止まるはずだと思ったからです。
ところがそのうちの1本をねじきってしまったのです、さあ困りました。
しょうがないのでボルトをすべてゆるめヘッドカバーをはずしました。
M50エンジンは車載のままヘッドカバーがはずせることは知っていましたが、
とりあえず、おれたボルトが代用できないものか見てみることにしました。
カバーを固定しているボルトはカバー側が10mm、
ヘッド側が12mmの段違いボルトなのです。
こんなボルトは見たこともありません。
仕方がないので折れたボルトの位置に影響なさそうなタイミングチェーン側のボルトを持ってきて
再度組み付けました。
BMW JAPANにボルトを発注しましたが在庫がなく、
ドイツ発注とのことで2週間かかると聞いてがっくりしました。
反省としては、ただ締め込むだけではなく、
はずして液体パッキンかシリコン剤で確実にやったほうが賢明だったようです。
それとボルトとナットの間にあるゴムパッキンも交換の必要がありそうです。
ゴムパッキンの弾力がなくなりガスケットからオイルがにじみやすくなったと思われるからです。
新しいボルトとナットがはいったらナット側の底を2mmほどサンダーで削ろうと思います。
これによりねじ切りはなくなります。
現在もオイルをにじませながらとりあえず走っています。
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