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第31話 「M3セダン:小さな変更点」
(作成:2000年3月21日 改訂:2000年3月22日)
(TEXT & PHOTO : wata@M3 / E36-M3 )
「クルマをイジっている」というほどではありませんが、細かいところを自分の好みにしています。
例によってたいしたコトもしてませんが、2、3点ご紹介したいと思います。
ペダル&クラッチペダルストッパーについて
純正のペダルは、溝が切られた硬質のゴムが装着されています(これはM3に限ったコトではないで
しょうが)。
底の平らな靴を履いて雨の日にクルマに乗ると、これが結構滑ります。
それがなんだかとても気になるので、滑りにくいペダルを装着することにしました。
ブランドにはまったくこだわらないのですが、見た目で一番よさそうだったACシュニッツァーのペダルセットをセレクトしました。
アルミのベースに斜めに切られたスリットからゴムがニュニュっと突き出していて、単なる穴あきペダルよりも滑りにくそうです。
ちなみに同デザインのフットレストもありましたが、わざわざ装着することの意味がまったくわからないのと、その割に異様に高価だったので、買うのはやめました。
装着は自分でやりました。
ブレーキ&クラッチペダルはゴムを外し、アクセルともどもペダル部分の四隅にドリルで穴をあけ、
付属のボルト&ナットで取り付けます。
このナットにはあらかじめ緩み止めが施されており、経年変化にも強そうです。
実際の作業ですが、クラッチとアクセルはプラスチック素材のため、あっさりと穴があきます。
しかしブレーキペダルは金属でできており、かつペダル部分が波状になっているために穴あけに苦労
しました。
装着後は雨の日でも明らかに滑りにくくなっており、見てくれだけでなく実際の効果も十分に実感することができました。
取り付けてから6万km以上走っていますが、ネジの緩みやガタは皆無です。
また、BOメンバーの方に分けていただいたクラッチペダル・ストッパーも装着しています。
M3のクラッチペダルは、ワタシにはストロークが深い割にエンゲージ・ポイントが結構手前で
あるように感じられ、すばやいペダルワークを行うときになんとなく違和感がありました。
で、装着後は当然ストロークが短くなり、かつエンゲージ・ポイントがストロークのちょうど中間点
のあたりになったこともあって、サクッと切れてサクッと繋がる、といったイイ感じになりました。
話が前後しましたが、装着はボルトオンで1分もかかりませんでした。
クラッチペダルを踏み込んだ奥のフロアに、最初から立派なネジ穴が切ってあったためです。
ところでこのネジ穴、どう考えてもストッパー装着用に予め用意してあるとしか思えないのですが、
純正オプションでもストッパーが存在するのでしょうか?
《ペダル写真》
エアフィルターについて
エアフィルターは、K&Nの純正リプレイスタイプを使用しています。
M3のエア・インテーク・ダクトは他のE36と異なり、フロント・グリルの脇からだけでなく、
フロント・エアダム・バンパーに設けられたブレーキ冷却用ダクトからも外気を導入するような
造りとなっています。
クルマの性格上、なるべく多くのエアを採り入れようとしているのはわかりますが、地面に近い
ブレーキ冷却用ダクトから吸入するということは、それだけ砂やホコリを吸い上げる機会が
多くなるような気がしています。
というコトで、純正の紙フィルターと比較して微小なチリやホコリもキャッチしてくれる湿式
タイプであるという点と、クリーニングをすればずっと使えるという点が気に入って装着しました。
フィルターウォッシャーとフィルターオイルのセットを購入し、2-3000kmに1回程度、思い出したとき
にクリーニングをするようにしています。
クリーニングを少しサボると、フィルターはホコリで真っ黒です。
たまに、小さな虫がひっかかっているコトもあります。
フィルターウォッシャーを吹きかけてぬるま湯で洗い流すと、すごい量の汚れが出てきます。
そんなときでもフィルターはきちんと仕事をしているようで、フィルター以降のインテーク内面を
指でなぞってもチリやホコリは皆無に等しい状態です。
M3を買ってから比較的早い時期にリプレイスしたため純正フィルターの性能はよくわかりませんが、
K&Nには十分満足しています。
ちなみに、エアフィルターを替えることによる「レスポンスアップ」や「パワー/トルクアップ」
などについてはまったく期待しておらず、また実際に体感もしていません。
交換した理由は、あくまでそのフィルタリング性能に期待してのことです。
《エアフィルター写真》
オーディオについて
ワタシは別にオーディオマニアでもなんでもなく、かつ独りで走るときはたいていオーディオの
スイッチをOFFにしておくタチなのですが、一応は音を鳴らせるようにはしています。
ワタシの並行M3はオーディオレスだったのですが、6スピーカやチューナー用アンテナ、さらには
車速パルスの配線も標準カプラーというカタチでオーディオスペースに用意されていたため、
市販の「E36用配線キット」を使ってヘッドユニットやカーナビゲーションシステムとの接続が
できました。
カプラーのピン配置が正規輸入車と異なっていたらどうしよう、なんて思っていましたが、
ここでもJP/EU仕様に差異はありませんでした。
例によってカネがなかったため、オーディオシステムは以前のクルマで使っていたモノ(SONY製
ヘッドユニット&CDチェンジャー)を自分で移植しました。
CDチェンジャーはトランクルームに設置し、リアトレイのスピーカはマウント部分を多少加工して
交換しました。
ただこれだけでは低域&高域ともに不足していたため、チューンアップツィータと小型のアクティヴ
ウーハを追加することにしました。
で、ツィータはフロントダッシュ上に取り付けましたが、ウーハの置き場所がありません。
そこで、後席にあまりヒトを乗せないのをイイことに、アームレストの収納部分にウーハを設置
することにしました。
ピッタリと収まって、かつサウンドも改善しましたが、ワタシのクルマは「スピーカ9つ・定員4名」
となってしまいました。
《アクティヴウーハ写真》
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