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第67話 「本編21『マフラー交換』」
(作成:2004年8月19日 改訂:2004年10月30日)
(TEXT & PHOTO : 宮田 / E36-M3 )
昨年の車検時のメンテ記事(第63話)で『“イヂる”ことよりも“維持する”』と書いたものの、
それがわずか1年も経たないうちにまた“イヂる”ことになりました。
今回は、憧れでもあったiDing製M3用リアマフラーです。
今まで「マフラー交換しないの?」と多くの人から言われてきたものの、ノーマルマフラーでも音質/音量/トルクの出方とも十分満足してて
アクセルレスポンスも良かったので変える必要はないと思ってました。
(宮号を試乗した人の多くから「マフラー交換してるM3CやM3Bよりもノーマルの宮号の方が吹け上がりが早い!」と言われ、実際に自分で他のM3と比較してみて
も、お世辞ではなく自分の車の方が早いのが事実だった。)
しかし、某ネットオークションを見ていると・・・iDing製M3用リアマフラーが出品されていたのです。
元々、このiDing製リアマフラーはコンピュータチップとのセット販売のみでその値段だけでも45万円! なかなか手を出せない値段です。。。
しかし、同じBO仲間でもあるNo.2145のikeさんの愛機でもあるiDing M3 Stage-IIのサウンドは耳から離れないほどインパクトあるもので、マフラーを変
えるならiDing…にしたいなぁ。。。と思っていたのですが、今では生産中止、いやこれからも生産することができないと言われている究極のM3のマフラーだけ
に入札するか否か非常に悩みましたが、結果的に落札することになりました。
何故iDingマフラーにここまで惚れ込んでいたかというと、これまでもマフラーを交換することは何回か考えてきてて、いろんなマフラーが装着され、いろいろ
セッティングをされている多くの方のM3に試乗させて頂きましたが、極論を言うとノーマルマフラーの宮号と比べ、アクセルレスポンス、音質、音量、中低回
転のトルク感、高回転のトルク感&パワー感、頭の中のアドレナリンの放出量(笑!)等の比較をして自分の感覚でバランスよくプラスポイントを獲得したマフ
ラーがなかった。というのが事実だったのです。
(音量は爆音系は当方の住居事情により除外)
具体的には銘柄は控えさせて頂きますが、高回転のパワー感があっても中低回転でのトルクがノーマルより低く感じる。とか、吹け上がりが早くても途中で息継
ぎしてしまうように感じるものとか、音質も「ボボボ〜っ!」という聞いてるだけで偏頭痛しそうなものとか、どれをとってもしっくりこなかったのです。
そんな中、試乗させてもらったiDingマフラー付のike号の感覚は今でも鮮明に思い出せるほど、刺激的だったのです。
ジェントルでしかも乾いた音質、音量。そして全域に渡ってプラスになるトルク感、ピックアップレスポンス/吹け上がりの早さ、そしてアドレナリンの放出量
(!)…どれをとってもノーマルよりも、そして他の社外品マフラーを数段上をいくものでした。
こんな上質のマフラーが今では新品で入手することができないのは非常に惜しいのですが、型が残ってないとのことなので残念ですが、それはそれで仕方ないでしょう。
それもあり、中古でしか探せないという事情もあります。
しかし中古であれ、このマフラーの魔力に勝るものはない!と思い込んでいるので、買わずにはいられません。
(ちなみに新品から2.5万km使ったものであることが判明)
中古の場合、サイレンサーの中が焼けていたりするケースがときどきあるようですが、iDing井出社長に見てもらったところ、程度良好とのことです。
実際に装着してみると、リアテールエンドの形状が角度可変のストレートの跳ね上げ型で、ノーマルよりも柄が悪く見えます。(笑)
この角度可変タイプはiDing製のリアディフューザ(下図)と組み合わせるとディフューザの隙間からマフラーエンドが出るような形状になるのですが、
ディフューザの装着は・・・今回は見送っておきましょう。
ホントはノーマルと同じ角度固定のストレート形状が理想だったのですが、中古購入、しかもオークションのため、仕方ないです。
まぁ、見慣れればカッコいいということで。。。
実際に装着してみると、それまでは十分と思っていたノーマルマフラーがまるで便秘ではないか?(失礼!m(_ _)m)と思ってしまうくらいにiDingマフラーのが気
持ちイイのです。
ike号と同じように全域トルクフルで吹け上がりが早く感じます。
そして音質、音量ともこもり気味、爆音ということはなく、ソノ気にさせる音です。
特に3,000rpmを越えてからの音は「もっと踏めえぇ〜っ!」と言ってるようです。(笑)
装着して約2,000km走行しましたが、山道、高速ワインディング、高速道路等では気持ちよく走りたいのと、その音を聞きたいがためにノーマルマフラーのとき
よりギアを1段低くして回してしまい、燃費を悪化させてしまってますが、ふだんの街中でノーマル時と同じギアを使ってると、ノーマルマフラーと変わらない
7.5km/Lの燃費を維持しています。
余談ですが、今回のマフラー装着を機に、井出社長に“iDingpower iD”のステッカーをフロントフェンダー、リアの“///M3”バッチが貼ってあったところに
貼ってもらいました。気分はiDingマシンです。(笑)
でも・・・これって「エンジンイヂるの待ってるよ!」の合図なのかな?
ただ、基本は“イヂる”ことよりも“維持する”です。
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